午前、セールスの電話。都内の広告代理店から。
「宣伝のお手伝いをしたい」
と。そして、
「ホームページを拝見して電話しました」
とも。
忙しさにかまけてホームページの更新をさぼっているとこういう電話がかかってくる。「スキ」があったということか。
「動きのないホームページならない方がマシ。下手をすれば“潰れた”と思われるし、少なくとも“店主の怠惰”をワールドワイドに喧伝することになり信頼を失う」
が持論だったのにいかんいかん。
慌ててホームページの更新。
主に最近のメディア露出について丹念に。
後方支援、もとい、広報支援が得意技です(元・某社広報カカリチョー)。
ところがこのくらい露出してても
「そんなイベントやってたの? 知らなかったー」
ってよく言われる。道はまだまだ遠いなぁ。
ちなみに広告を含む有料媒体は出したことがない。。
午後は近所の「国立本店」へ。「本」をキーワードにしたコミュニティスペース。
今日の店番が国立うちわ市に参加してくれた画家、デザイナーの江津匡士さんなのだ。
メインの用件は、うちわ市に関する業務連絡。
あとは雑談。国立のお古いところを中心に。
江津さんは国立の歴史についての研究も熱心で、特に「大学町」開発期の歴史に通暁していて、3代前から住民(しかも商家)で子どものころからの耳年増の僕としても「よく知ってるなぁ」といつも感服する。
お互い手加減なしに古い話を語り倒せるので楽しい。いや楽しいのは僕だけかもしれないが(「江津さん傾聴ボランティア説」)。
今日は故・原田重久先生の話で盛り上がった。
原田重久先生(1906〜1985)をご存知だろうか。
郷土史家である。谷保村に生まれ多くの郷土史の本を書いた巨人。
〈著作〉
・国立風土記
・国立歳時記
・多摩・ふるさとの唄
・天満宮物語 天神さまとふるさと
・武蔵野の民話と伝説 全3巻
・わが町国立
・武蔵野のわらべ唄と方言
・むさしの手帖
・雑草の記 ある郷土作家の半生
・むさしの有情
・梅林に消えた雪女 おとよ
谷保村役場職員、村議、町議を経て放送作家となり、のちに郷土史家、作詞家となった。
〈作詞作品〉
・東京都歌
・国立市立国立第一小学校校歌
・国立市立国立第四小学校校歌
・立川市立第四小学校校歌
・立川市立第七小学校校歌
・三鷹市立第三小学校校歌
・瑞穂町立瑞穂第四小学校校歌
・国立市立国立第一中学校校歌
・東京都立国立高等学校校歌
・東京都立文京盲学校校歌
天満宮梅林には文学碑もある。
「学者」でなく「作家」なので文章が平易でわかりやすい。僕は小学校高学年から中学生にかけて読み漁った。
辛うじて明治大正期の記憶の残っていた高度成長期に丹念に古老の話を聞いて原田先生が記録してくれたことが、昔の国立と今の国立をつないでいると思う。
あらためて読み返してみたい。
国立でいうと中央図書館、公民館、郷土文化館、たましん資料室、明窓浄机館で読めるはず。
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