有楽町から神楽坂

酷暑の昼前、上京。中央線の車中、向かいのシートの派手目の美女がハードカバーの本を読んでいた。近頃見かけぬいい風景でなんかいいことありそう。


行先は有楽町。ビックカメラ最上階の「よみうりホール」。


本日から開催の日本近代文学館主催「第54回 夏の文学教室 〈大正という時間―文学から読む〉」



たった15年という短い時間でありながら、様々に社会が転換していった大正期に、文学はいかに書かれたか。そこに生きた作家、生まれた作品を通して考える講座。


超豪華講師陣。曰く、


長野まゆみ


川本三郎


島田雅彦


赤坂真理


荒川洋治


阿刀田高


絲山秋子


坪内祐三


浅田次郎


黒川創


鹿島茂


平田オリザ


萩原朔美


伊藤比呂美


滝口悠生


高橋源一郎


と、圧倒される布陣。


僕が行ったのは初日一講目の長野まゆみ先生。テーマは「宮澤賢治をナナメに読む」。


1100人収容のホールは満員。



写真は開演10分前。


長野先生とはずいぶん長い付き合いになる。編集者時代、天沢退二郎氏との対談を組んだ。もちろんテーマは「宮澤賢治」。


5年前開業した時には、ビブリオでファン交流イベントを2回も開催してくださった。


今日の講演は約一時間。


「登る人の数だけ登山口があるのが宮澤賢治」と長野先生は喝破する。頂上まで行ってもいいし、麓を逍遥してもいい。


僕も賢治は好きで童話は多分、全作品読んでいる。でも今日は詩が中心。なかでも「春と修羅」に多くの時間が費やされた。初めて知ることばかり。


2時間目は川本三郎氏、3時間目は島田雅彦氏でそれぞれ興味深く通しチケットで聴かれるのだけど、先の予定が迫っていたので一時間目のみで泣く泣く退出。



有楽町駅至近の某大型店の脇のコインロッカーから荷物回収。ホールや劇場に大きな荷物を持ち込むのは迷惑だものね。ちなみにこのコインロッカーは駅敷地内のコインロッカーの半額、しかも結構空きがあるので便利、と事情通に教えてもらっていた。


地下鉄有楽町線に乗り込み江戸川橋へ。


5年前に退職した会社を久しぶりに訪問。




ロッカーから出した荷物は手土産の「白十字・さくらサブレ」。



僕は昨秋より国立市図書館協議会の委員を拝命している。その中で僕は自分のテーマとして「図書館業務、図書館活動と健全な商業活動の両立」がある。



それについて当該問題についての専門家にレクチャーを受けた。


旧所属部署にも行きかつての上司や部下をはじめとする懐かしい人たちにもたくさん会えた。定年を前倒ししただけの円満退社だったので、気軽に遊びにいけるのが嬉しい。


帰りは神楽坂まで歩いて「五十番」の「純正肉まん」と「五十鈴」の「雪路」を買って帰ろうかと思ったけど酷暑にくじけて会社の前から都バスに乗って高田の馬場回りでかえってきた。



・・・・・もうすぐ開催・・・・

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