今日は夕方から高円寺へ。
高円寺・パンディッドで開催の「久保新二 元祖ハレンチ劇場vol3」
今回はゲストに「未亡人下宿」の5代目ママとして人気を博した橘雪子さんをお迎えするとのこと。
これは行かない理由が無いでしょう。
まずは久保さんとMC・石動三六さんのトーク。
世に存在する漫才の大半より確実に面白い。縦横無尽に暴走する久保さんをまるでサーカスの猛獣使いのようにコントロールする石動さん。そして時々訪れるコントロール不能な状態が最高にスリリングで面白い。
続いて久保さんとしのはら実加さんのお葬式コント。これは秘中の秘で8月6日にパンディッドに集った人だけの聴き得、見得。
もったいをつけているのではない。つまり、「奥の細道」の「奥州湯殿山」の章と考えていただければわかりやすい。すなわち奥州の旅の途上、出羽の湯殿山の修験道の儀式を見学した松尾芭蕉は次のように記した。
「この山中の微細、行者の法式として他言する事を禁ず。よって筆をとヾめて記さず。」
そして、
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」
と詠んだ。いや、かえってもったいをつけてしまった、いかんいかん。要するにその寸劇は過激が過ぎてビビリの僕にはその内容は書けないというだけのことだ。
続いて映像上映。久保新二さんの主演代表シリーズのそのまた代表作。
何度か見た作品だけど何度見ても笑い死ぬ。
上映後は解説トーク。ステージに招かれる橘雪子さん。
優しさオーラと知的オーラが客席を圧倒。35年前と全く変わらない慈母観音像のような優しい笑顔といたずらっぽい瞳が魅力的。拍手のし過ぎで掌が痛いぜ。
続いて久保さんと実加さんの新曲発表ライブ
「パパと二人でチャチャチャ」
これをもってイベントは終了。いやはやなんとも面白かったなぁ。パンディッドの記録に残る入場数だったらしい。
その後は打ち上げ。
打上げを抜け出して湯殿へ。いや湯殿じゃない、近くの銭湯「小杉湯」へ。
こちらの待合室ギャラリーで開催中の「銭湯図解展」が評判になっているので見に行ったのだ。
もと設計事務所勤務で現在は小杉湯スタッフでもあるイラストレーター・塩谷歩波さんの個展。番台で記憶や資料をもとに描いた人気銭湯の手描き図解24点が展示されていた。
これは面白い。昔の少年誌の「図解ページ」(宇宙ステーションとかピラミッドとか)を見るような興奮と、妹尾河童さんの「河童が覗いた〇〇シリーズ」を見た時の感動がよみがえる。
今回は銭湯の待合室での展示なのでカラーコピーのスチロールパネルだったけど、こういう繊細な絵は当然ながら原画で見たい。
そう思いつつちょうどフロントにおられた塩谷さんにご挨拶。今日も描いておられた制作中の新作をチラ見。
おおっ、これは発色や線の表情が格段に違うぞ。全然違う
そしていろいろ思いついたんだけど今はまだ書かない。つまりお風呂屋さんだけに、
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」
なのだ。
そのあとはまたパンディッドの打ち上げに復帰。皆さんとまだお話し足りなかったというのももちろんある。
僕は経験的に知ってる。
土日の高円寺は快速通過駅となり各駅停車は三鷹どまりとなるのでより西方の国立まで行くには乗り換えが必要。でもそれは日中のみ。
だから高円寺を通過する快速電車が減り各駅停車で高尾まで行ってくれる編成が増える夜更けの方が楽なのだ。
高円寺駅ホームで解散。下りは僕一人だった。
・・・・・もうすぐ開催・・・・
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