合唱祭と銀幕のスター

今日は徒歩で長駆。立川は錦町の「東京都多摩教育センター」へ。南武線の西国立から徒歩10分。うちからだと片道40分くらいかな。


何しに言ったかというと合唱祭。次男・三吉が通う高校の合唱祭。多摩教育センターの大ホール。


なにもかも生徒たちの手作りでほほえましい。


小柄な三吉も最前列で熱唱、と言いたいとこだけど僕の位置からだと指揮者くんの陰になって見えなかった。


ここ数日、合唱の練習を面倒くさがっていたけどその鬱陶しさも思い出として宝になるんだぜ。


場内やステージを見渡すと、そこそこに茶髪率も高くて好ましい(受験前、学校の様子を遠目に見に行ったとき茶髪の諸先輩方がそこそこいたので安心した記憶がある)。


僕たちの時代は、女の子たちはみんな剣道の袴みたいな長ーいスカートはいてたものだけど(スケバンかよ)、最近の女生徒さんのスカート、短いんだね。


つげ義春先生ならこう言うところだ。





合唱祭は、三吉の出番が終わったところで退出。


だいたい僕は学校行事に消極的だ。運動会とか学習発表会とか授業参観とか。なぜだろうかと不思議に思った時期もあったが最近わかった。学校が苦手なんだよね、きっと。


ぼくのころは「不登校」なんて便利な言葉はなくて、それを初めて聞いたときは「ウラジオストック? 」なんて聞き返したくらい。それは「不凍港」。



そんな僕が学校行事である合唱祭になぜ行ったかというともう一つ目的があったから。


多摩教育センターの中には「東京都立多摩図書館」があるのだ。


通称・東京マガジンバンク。別に館長・筒見待子、ではない。雑誌専門に特化した図書館で、いろいろ特別展示があることで知られている。


そこで現在開催中なのが「雑誌を彩る 銀幕のスターたち 〜邦画男優編〜」



旧職場の後輩でKZ団のヤス坊が教えてくれた。同館に所蔵されている厖大な雑誌バックナンバーの中から映画スターが大きく載っているページ(グラビアからゴシップまで!)を陳列台に開きまたは付箋をつけ、手にとって見られる展示。


展示されているスターは石原裕次郎渥美清長谷川一夫・・・・。


ええい、面倒だ、誰を書いて誰を書かないと言うのを考えるのは。50音順に全員書いちゃえ。


<時代劇>
東千代之介嵐寛寿郎市川右太衛門市川雷蔵大川橋蔵大河内伝次郎、大友柳太朗、近衛十四郎月形龍之介、中村(萬屋錦之助長谷川一夫、坂東妻三郎、若山富三郎


<時代劇/現代劇>
片岡千恵蔵勝新太郎三船敏郎


<現代劇>
赤木圭一郎渥美清石原裕次郎上原謙佐田啓二松田優作森繁久弥



 いやぁ面白かったなあ。貴重な資料を自由に見られるのがありがたい。僕は大急ぎで1時間ぐらいしか居られなかったが、丸3日くらいはらくらく居られるなあ。


アンケートにもちゃんと答えた。


文句なく、とても面白かった。あえて注文をつければ対象が故人だけであること。健在のスターは対象外。高倉健小林旭加山雄三・・・。見たいなあ。



「今後の展示テーマ」として見たいのはその時代の空気の匂いを嗅げるもの。具体的には「東京オリンピック」、「万博」「開戦」、「敗戦」、「バブル景気」、「昭和天皇の軌跡」、など。


アンケートに答えるとお土産がもらえる。本展示ポスターのミニマグネット。冷蔵庫に貼れるやつ。よく水道工事店のがポストに入ってるでしょ。



せっかくなので冷蔵庫に貼ってみました。




もちろん入場無料。3/6まで。



・・・・・・近日開催・・・・・・・・

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大河ドラマ「平清盛」

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NHK「日曜美術館」の特集が「北京故宮博物院200選と「清明上河図」。ああ、これで完全に僕には見ることのできない絵になっちゃったな。


気を取り直して午前中は、国分寺の某スーパーに。


まずはインスタントコーヒーがなくなりそうだったんだ。


永遠のマドンナ、原田知世ちゃんがCMをしている「ブロンディ」、



じゃなくて「ブレンディ」ね。


そうそうこれ、詰替え用200g598円



「おとうさん、それより100グラム298円のこっちのほうがよくない?」



なるほど、298×2で596円。2円安い。



レジ近くには大好物、東京と博多をまたにかける人気のお土産和菓子「ひよこ」が安く売られていたので買おうと思ったらツレが、


「おとうさん、それ‘ひよこ’じゃないよ」


と言う。よく見たら「ひよこ」じゃなくて「ことり」だった。



どうやらこのスーパーにはいろいろなトラップが仕掛けられている。



その後立川へ。東京ガスショールーム


妻夫木聡、東幹久、楽しんごらの「東京ガスストーリー」。「続きはWEBで」と言われて気になりつつもWEBをチェックしていなかった。それがショールームの大型テレビで見られた。なるほどそういう展開か。


「ミストサウナ」もお試しくださいと。



なんだこれ、熱くも冷たくもないぞ。意味ないじゃん。


しまった、右手を入れていた。


左手を入れなおしたら温かくて気持ちよかった。



午後、年が明けても去年の日曜日と同じように喫茶・キャットフィッシュへ。


故・滝田ゆう先生の奥さまとお古いマンガやお古い東京やお古い国立の話。続いてテレビ美術家の小味山潤さんと時代劇の時代考証について。小味山潤さんは大河ドラマの美術を多く手がけられていて、一昨年の「龍馬伝」ではもっとも権威ある「第38回伊藤熹朔賞協会賞」を受賞されている。


「今晩、初回なので見てね」


言わずと知れた「平清盛」である。これも小味山さんが手がけられている。



もちろん見ますとも。


18時からBSと20時からの地上波と2回見てしまった。男っぽく骨太なドラマももちろんのこと、「龍馬伝」の「岩崎弥太郎居宅」でド肝もを抜かれた「よごし」の迫力に圧倒された。


僕が言うまでもないけどお勧めです。今日見逃した方は14日(土)の再放送でどうぞ。<今日の1句>

冬の日を 遊びをせんとや 過ごしけり


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歴史に残る一日を終えて。〜「終わりの無いドラマ」はない〜

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年賀状の話をしようと思ったけど明日に延期ね。


さて、今日の日はわれわれ日本人にとって忘れられない日として後世歴史に刻まれることに…、ならないかな特に。



なにって当然、「水戸黄門」の最終回のことである。前も書いたけど、それほど惜しむ気持ちは無い。42年間見てきたけどね。何にも終わりはある。裕次郎も言っている、命にも終わりはあるのだ。



見る人が減っちゃったんだから仕方ないよ。粋な別れをしよう。普段見てないのに終了って聞いてから急に惜しむ奴ばらは下がりおろうっ!! 君らが普段から見ておれば終わんなかったんだよ。


先ほど書いたように惜しむ気持ちは自分でもちょっとびっくりするほどない。ただ内藤剛志の弥七だけはちょっと惜しい。


今日は最終回スペシャル。おなじみのレギュラー陣、かつてのレギュラーに加えて、豪華ゲスト。


林与一三浦浩一、西岡紱馬、神田正輝石田信之、柴田祅(イ光 てる)彦…。元二枚目のおじいさん大会の様相だった。



それはそうと今発売中の「週刊朝日」の内館牧子先生の連載「暖簾にひじ鉄」に嵐山・水丸・伸坊の「俳画カレンダー」のことが載ってるぞ。昨日、嵐山先生に聞いた。



もう大絶賛。この三人に俳画の競演をさせようとした人の慧眼に感服すると、



は書いてなかったけど、お褒めいただいて嬉しい。


今年は売れ行きがいいらしい。若干数ですが「画廊エソラ(喫茶キャットフィッシュ)」にあります。「はがきゑ展」の見物がてらぜひどうぞお早めに。


以上、業務連絡でした。




誰に!?<今日の1句>


冬の夜に 粋な別れを 探りをり


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禁酒の苦しみと暴れん坊

酒屋さんの店頭で心ときめいた。あるビールだか発泡酒を一箱(24本)買うと、「暴れん坊将軍」のタオルがついてくるというのだ。金色の葵の紋と、ブルーの扇子(クライマックスで吉宗が投げるやつ)の2種類。



ものすごく欲しいが、お酒を飲めない身としては入手は不可能。こんなに禁酒を苦しいと思ったことはない。


そんな話を職場でしたら「ビールの方は引き受ける」といってくれた人が複数現れた。ありがたい。でもどうせなら・・・ 。


キミタチはどっちにしろ毎日飲むのだから、いつものビールをこれにしてタオルだけ俺にくれ、と言ったら、



甘えん坊将軍!!


と断られた。<今日の一句> 


夏果てて 両手に余る 缶の山


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僕が井上真央にドキドキする理由  〜外人サンにはわかるまい〜


たとえば朝6時から日テレ系列の「ZIP」を見ている外人さんのテレビのチャンネルを8時の時報とともにNHKの「おひさま」に変えたとする。関根麻里井上真央。たぶん、外国人の方には区別がつかず、チャンネルが変わったのに気づかれないんじゃないかと。


そんなわけで「おひさま」、見ている。テレビ誌で「私の名前は“太陽”の“陽子”です」というキャッチを見たとき、カスミ目の僕は「私の名前は“太腸”の“腸子”です」と読んでしまった。「大腸の腸子」なら主演は床嶋佳子でなくてはなるまい。いや今は市川由衣か。


で、僕が井上真央の名前を見るとドキドキする理由は、カスミ目の僕がいつも「井上真改」と誤読してしまうからなんだな。蛇足を承知で説明すると、井上真改は鬼平犯科帳長谷川平蔵の愛刀ね。


えっ!? また「鬼平スペシャル」あるのか、と。<今日の三句>


おひさまを 隠せし雲を 一太刀に


逡巡を 傘で隠して 梅雨晴れ間


梅雨空を 睨みてのちの 腹具合


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つなげ、バトン。飢餓感をあおるための装置


寒いし雨降りなのでおもにうちにいた。「馬手に杖、弓手に傘」の練習もしなきゃいけないのだけどね。


手をつけなきゃいけない原稿もあるのだけど、昼間は市原悦子の「家政婦は見た」の再放送。夜は「水戸黄門」。



この二つのドラマを見てつくづく思う。バトンはどうなるのかと。



水戸黄門は初代の東野英治郎から当代の里見浩太朗まで営々とバトンをつないできた。途中の石坂浩二をどう解釈するかは評価の分かれるところだが、007におけるジョージ・レーゼンビーのように、つまり「なかったもの」と考えられているようだ(ジブリにおける「ホーホケキョ」のような?)。いやデビッド・ニープンか。「あれは特別編です」と。


で、心配なのが「家政婦」である。相変わらずお元気で若々しい市原悦子さんであるが、70代も後半である。もしものことがないとも限らない。そうなったら「家政婦」はどうなるのか。元・助さんの里見御大が黄門様になったからといって、白石まるみが後任という人事は認められない。「寅さん」のように終了するという選択もあるが、面白いシリーズだけにもったいない。


だれが適任だろうかと大きなお世話で考える。市原さんの衣鉢を継げる「特殊女優」を。


大竹しのぶ薬師丸ひろ子沢口靖子小林聡美小泉今日子・・・・。どれも帯に短し襷に長し、だ。


かと言って泉ピン子は困る。次の「鬼平」を村上弘明が演るのと甲乙つけがたいぐらい許せない(ピンちゃんも村上さんも大好きなんですけどね。特に村上さんは大学の先輩だし)。


原稿は進めなきゃいけない。かと言って「家政婦」は見たい。でもやっぱり原稿を進めなきゃいけない。


と、後ろ髪を引かれる思いで自室に戻りかけたところで、テレビの中の市原さんが「マァーー!!」と驚きの声を上げた。


いよいよ立ち去りがたくなって、リビングの戸を半開きにしてその隙間から続きを見た。


そう、「家政婦ポーズ」での鑑賞となった。そのせいかいつもよりエンディングが切なかった。



そして水戸黄門は最終回。来週からは「ハンチョウ」・・・・。



いや、それはいい。この枠は「水戸黄門を見られないという飢餓感をあおるための装置」である。ぜひのびのびとやって欲しい。<今日の一句>


春時雨 いのちのすゑの 憂ひかな




暴れん坊将軍と大統領

今日から3月。


午前、某ジムにて。「暴れん坊将軍」の再放送を見ながらウォーキング。「暴れん坊将軍」大好き、だから僕はサインを求められると脇に「甘えん坊将軍」と小さく揮毫している。

いやウソウソ、サインなんて求められないよ(求められるのは駐禁のキップを切られるときくらい)。でも「趣味」を問われたら「悪趣味」と答え、「特技」と問われたら「宍戸大全」と答えるのは本当。


吉宗一行が紀州への旅の空の下、事件を解決する今回のヒロインは微妙に年増の平淑江。その数時間後に放映の「大岡越前」では大岡の妻を演じている。ややこしい。

悪人は亀石征一郎。同シリーズ何度目かの「成敗!!」を受けていた。それにしても吉宗に斬りかかった人は叛逆の大罪、主殺し未遂の大罪でありながら打撲ですむのに(吉宗は峰打ちなので)、吉宗配下のお庭番に斬りかかった人は脇差で斬殺されるという、過酷な運命の別れ道。公平でなくてよいね。



で、気になるのはエジプトのムバラク氏である。「暴れん坊将軍」の再放送を見ながらもエジプトのムバラク大統領、まだ大統領で良いんだよね、「前」つけなくても。つけたほうがいいの?

今、どうしているのだろう? 無事、亡命できたのだろうか? 政権から滑り落ちるといきなりリアルな「死」が待っているからマゴマゴしていられないよね。国内の別荘とも南米とも言われているが・・・・。


さらには、ムバラクという名前についてなんだが、なんとなく頭に「三遊亭」とか「三笑亭」とか「柳家」とかつけたくなってくるのは僕だけではあるまい。すなわち、


三遊亭 夢馬楽

三笑亭 夢馬楽

柳家 夢馬楽


マニア向けには、

蝶花楼 夢馬楽


どれもぴったりくるじゃありませんか。あの武張った顔で、ちゃんと袴を着て「柳田格之進」なんと演ったら、いいと思うんだがなぁ。



いや、なぜ「暴れん坊将軍」の話から突然、ムバラク大統領の話になるかというと、松平健とあまりにも似ているからだムバラク氏が。


吊りあがった目と眉、立派なワシ鼻、への字の口角、角ばったエラ。


アイコン化するとこんな感じ。



似てない?



新政府が血眼になって探索するのを尻目に、もしかしたら博多座御園座あたりで金ラメの着流しで「マツケンサンバ」を踊っているかもしれない。



と、そんなことを考えながら、トレッドミル(ウォーキングマシン)で一時間ギャロップ(セルフイメージ)したのである。



普段の倍、疲れた。<こしおれ>


三月の 貴人の旅や どの空に