ほんやらなまず句会 8月例会 2

昨日に続いて今日は、朋輩たちの佳句秀句を一気にご紹介。
(ここに発表して差障りのあったり、ネット上の俳号を使いたい人は連絡してね、って誰も読んでないかな)

 今回の季題は「海」「夜店」「花火」「その他、夏らしいもの」。


     花火から現(うつつ)に戻る交差点   敬記

     空低く花火の音や基地の町      敬記

     いさかいは線香花火の煙の中     暁美

     梅雨明けや歓喜一斉蝉時雨      章

     夜店の灯音軽やかに桐の下駄     章

     夏の海酒まずくなる馬鹿相手     章

     人はみな夜のかげろう盆踊り     朋子

     公園の夜のひまわり散りにけり    朋子

     旅と恋終る車窓の遠花火       朋子

     海の子や影絵のように日に焼けり   なほ子

     駆け足やゆかたの帯に結ぶ恋     健治

     半日の閑(かん)を江の島海開き    俊夫

     絵日記の赤青黄色大花火       マスオ

     残業のビルのガラスに大花火     マスオ

     梅雨明けて競輪へゆく無料バス    二庵

     満ちてくる海の深さや遠花火     二庵


 
 次回の季題、兼題は「露」「秋の虫」「秋の燈」「ラジオ」。