昨日に続いて今日は、朋輩たちの佳句秀句を一気にご紹介。
(ここに発表して差障りのあったり、ネット上の俳号を使いたい人は連絡してね、って誰も読んでないかな)
今回の季題は「海」「夜店」「花火」「その他、夏らしいもの」。
花火から現(うつつ)に戻る交差点 敬記
空低く花火の音や基地の町 敬記
いさかいは線香花火の煙の中 暁美
梅雨明けや歓喜一斉蝉時雨 章
夜店の灯音軽やかに桐の下駄 章
夏の海酒まずくなる馬鹿相手 章
人はみな夜のかげろう盆踊り 朋子
公園の夜のひまわり散りにけり 朋子
旅と恋終る車窓の遠花火 朋子
海の子や影絵のように日に焼けり なほ子
駆け足やゆかたの帯に結ぶ恋 健治
半日の閑(かん)を江の島海開き 俊夫
絵日記の赤青黄色大花火 マスオ
残業のビルのガラスに大花火 マスオ
梅雨明けて競輪へゆく無料バス 二庵
満ちてくる海の深さや遠花火 二庵
次回の季題、兼題は「露」「秋の虫」「秋の燈」「ラジオ」。