勤めの帰りに妻子と待ち合わせて高円寺阿波踊りに行ってきた。
阿波踊りに関しては僕は一家言ある。なぜ一家言あるかというと、この春、徳島に行って「阿波踊り会館」でじっくり勉強したからだ。僕はどこの資料館に行っても展示という展示を凄く熱心に見て咀嚼して自分のものにするからね。まあ、たんなる貧乏性なんだが。
ところで、よく高円寺の阿波踊りを「贋物」「まがいもの」として認めない人がいる。
では高円寺阿波踊りの是非を一家言ある立場からして言わせてもらおう。
「是」である。だってもう50回近いんだよ。もう本物だよ。
それに本家の方だって今のように「阿波踊り」っていう名称がついて今のようにやるようになってからの年月は、高円寺の2倍はないからね。
という風に好きなイベントではあるんだが、ちょっと近年は人、多すぎ。今日などもあまり見ることができなかった。
昔はもっとのんびり見れた気がするんだけどね。
でも他人の頭の隙間から見えた踊り手の若者たちはみなそれぞれカッコよかったな。みんなかなり鍛錬を積んでいるのがよくわかる。
男の子はひたすら豪快で洒脱、女の子はあくまで優雅で可憐。
僕も「連」を組みたくなってしまう。腰が悪くて今は踊れないけど、高校の頃はちょっとしたもんだった。なにしろ体育で「民踊」の試験があるというたまげた高校だったんものでね。
阿波踊りはともかく「大漁歌い込み」(斎太郎節)ではクラス1の踊り手で、先生からも最高点をいただいたもんだぜ。