テレビの影響で、寒天が想定外のブームだそうである。
僕が以前から贔屓にしている長野の「かんてんぱぱ」も売れすぎてネット販売を休んでしまったほど。どのくらい贔屓にしているかというと、家族揃って伊那市まで工場見学に行っちゃうほどである。
最近のお気に入りは「寒天レモンティー」。文字通り寒天入りレモンティーの粉末で、食事前に飲むだけでダイエット効果があるという。しかもノンシュガー。
今日も食事前に飲もうと思って一袋カップに入れて、お湯を注いだ。
それにしても今日は暑い。暑苦しい。作ったもののホットドリンクを飲む気にはならない。
そうだ、今日はアイスにしよう。そこで大きなグラスにロックアイスをたっぷり入れ、そこにカップに中のホット寒天レモンティーを慎重に注いだ。いきなり熱いものを入れたらグラスが割れる恐れがある。
結果は・・・グラスは割れなかったがとんでもないことになった。
ちょっと考えればわかることなんだが、お湯で溶いた寒天を冷やしたなら当然、固まるんだね。固まらなかったら水羊羹はできない。
寒天レモンティーは見るも無残なことになった。氷混じりの水の中に茶色のグニュグニュした物質がただよってるの。喩えるなら、冬の海に漂着した廃油カスのよう。
もったいないが捨ててしまった。
説明書には、そんな馬鹿はいるまいと思ったか、「アイスにしないでください」とは書いてなかった。今夏の寒天ブームとともに、まさしく想定外の愚行をしたってわけ? やるな、俺!