続々 国際空港に響く雪駄のペタペタ音

7月22日23日の日記に書いたように、現在、長男・虎太郎(仮名・高1)は「豪州ホームステイ18日間」に行っている。昨日でちょうど折り返し地点まで来た。

息子が語学研修、なんていうと「教育熱心ですね」なんて冷やかされたりもするんだけどそんなものではないのである。僕ら両親も全くと言っていいほど教育への関心が薄いし、虎太郎も勉強熱心ではない。

オーストラリアという国に関しても全く知識を持っていない。「マッドマックス」と「クロコダイル・ダンディ」ぐらいだ、知っているのは。虎太郎も同様、いやそれ以下だ。

発端は、入学の説明会で「オーストラリア語学研修ホームステイ」があると聞いたことだ。

生徒数1000人近い学校だが、管理上の問題から全学年で30人しかいけない。1000人近くいるうちの30人である。希望者多数の場合は選抜テストがある。

人生はチャレンジである。まず受かることもあるまいから、力試しと思って受けてみようと言うことになった。虎太郎も気乗りせぬまま申込書を出した。

そしたら受かってしまったのである。いや虎太郎が優秀だったわけではない。応募者が15人しかいなかったのだ。

これは困ってしまったのである。また塩梅の悪いことに最少催行人数は15人だと言う。

これはえらいことになってしまったのである。去年は15人に満たずにツアー・キャンセル、つまり中止になったという。

これはとんでもないことになったのである。もうあとには退けないのである。


そういうわけで、虎太郎は学友14人とともにシドニー近郊の田舎町・ニューカッスルに向けて旅立っていった。18日行ったぐらいで英語が上達するとは思わないが、「英語を使って外国人とコミュニケーションする自分」のイメージトレーニングにはなると思う。


もちろん、たった18日間だし、学校の先生と添乗員さん各1名も同じ町のホテルにいるというし、また、どこに行ってもお天道様と米の飯はついて回るというから別に心配はしていない。してはいないが、ホストファミリーのスチュアート・トランスご一家にご迷惑をかけていないか、はちょっと心配である。日豪親善の邪魔だけはしないようにしたいものだ。