甲州旅日記10 ひまわり畑で泣きたまえ

banka-an2007-08-27


【2日目 その②】
風林火山館」に続いては、同じく北杜市の明野というところに向かった。文字通り「明るい野」。日本で一番日照時間が長い場所だそうである。ひまわりの名所で「セカチュー」のロケに使われたという。小説は読んだが映画は未見なので知らなかった。

「ひまわり」で映画と言えば当然、ヴィトリオ・デ・シーカの「ひまわり」であるが、この映画のことを思い出すと泣けてくるので思い出さないことにしているのだが・・・。どうぞ、ここをクリックして、一緒に泣いてくれたまい。

「ひまわり」で歌と言えば前川清ファンのツレが黙っていないが、伊藤咲子ファンの僕だって黙っていない。そして耳をふさぐ子ども達であった。

それにしても凄かったなぁ、明野のひまわり畑は。あまりの大スケールに圧倒された。さすが日本一である。ひまわりで町おこしというのもうなづける。うなづけるんだが、あとの11ヵ月はどうしているのかちょっと心配ではある。

もっと心配なのはこの暑さ。溶けそうな暑さ。さすが日照時間日本一である。本当は昼食はみんなで「ほうとう」を食べる予定だったんだけど、だれもが暑くて食欲がないという。具沢山の「ほうとう」などとんでもないと。そして何を食べたいかと問うと「アイスキャンデー」という。

ここで困ってしまうのが素人である。僕ぐらいの甲州マニアになると頭をポクポクと叩いて「よし、この手があるぞ」、とこうなっちゃうのである。(以下次号)