甲州旅日記15 続・武将と忍耐

banka-an2007-09-09


【2日目 その7】
思い出したように(「風林火山」見て思い出したんだけど)「甲州旅日記」の第15回であります。

8月9〜11日の甲州への家族旅行の備忘録。前号はこちらを参照。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういうわけで、「お昼ご飯はほうとう」のはずが、あまりに暑くて「お昼ごはんはシャトレーゼでアイスクリーム」になってしまったのである。

で、そのあとどうするか。答えは簡単。「おやつはほうとう」で平仄を合わせるのである。中央高速道路で甲府市内へ長駆して、駅ビルの駐車場に車を入れる。

駅前の超有名店、「ほうとう界のすかいらーく」と異名をとる(うそ)「小作本店」へ。「こさく」と読む。僕ら西東京地区の人間はつい「おざく」と読んでしまう(青梅線にそういう駅がある)。ここなら安心。具たくさんの「かぼちゃほうとう」を堪能できた。

食べ終わって駅ビルに戻りがてら、駅前広場に鎮座する武田信玄像を見に行く。僕は支払いがあったので家族より一足遅れて信玄像に向かった。

途中、突然罵声を浴びせかけられた。

「覗き込むな!!」

歩道の隅に椅子を置いたおばさんだった。なにか書き物をしているみたいだった。もちろん僕は覗き込んだりしていない。書き物をするおばさんに興味はない。

他にもここに書きたくないような罵声を浴びせられ非常に不愉快だったが、ここでおばさんと喧嘩をしても仕方がない。

「ここが忍耐」とスルーした。


駅ビル駐車場で車を受け取り、北上。武田神社に向かう。

武田神社は元は武田家の本拠・躑躅ヶ崎の館があったところ。そう、午前中に行った「風林火山館」の本物があった場所だ。

風林火山館」では炎天下、アルバイト学生が記念撮影用に鎧兜を着て「忍耐」を見せていた。ここ武田神社の門前にも団体撮影用の雛壇があり甲冑があったけど、「忍耐」は見せて着てくれている人はおらず、ただ置いてあるのみだった。

ご自由にご着用ください、というわけでもなさそうだったけど。