南青山で半畳を入れる

で、きのうはここで力尽きてしまったわけだけど、その展覧会が面白かったのだ。「小屋」をテーマにした写真展なので、ギャラリー内に小屋が建築されているの。いや大きな画廊じゃないっすよ。小ぶりな画廊なんだけど、そこにうまーく収まるような半畳くらいの小屋。

「そんな小屋なんかあるわけないじゃねーか、おらっ!!」

・・・・・・・すんません、半畳を入れてみました。

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蕃ちゃんの一言メモ
「半畳(はんじょう)を入れる」=江戸時代、半畳(江戸時代、劇場の土間で観客の用いたござ)を舞台に投げ込んで、役者の芸に対する不満を表す。転じて、やじったりからかったりする。半畳を打つ。(「大辞林三省堂
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こんな按配の組立て式の小屋で各地の写真展で大活躍しているそうだ。ギャラリーの人の話によると「アッという間に」組み立ててしまったと言う。

中里さんの作品を見ていると、その中に「つげ的世界」を見出す人も少なくないだろう。僕もずっとそう思っていたので、5年ほど前に中里さんと北冬書房高野慎三さん(元・「ガロ」の編集者で、つげ師の伴走者)を引き合わせたことがある。そしてその後も頻繁に行き来していると言うのを聞いてうれしい(という真性お節介野郎である、僕は)。


そしてそして昨日、絵をいただいて帰った「うらたじゅん」さんは、よく「つげ義春以後」と称せられる注目の漫画家だ。

つまり、「つげ的」なお二人の作品を抱えて帰り、部屋に飾ったのが昨日の写真だった。はからずもそういうことになった。

「そんなのちっとも?はからずも?じゃねーよ!! 十分?はかってる?だろーが!!」

・・・・・・・すんません、「自己半畳」を入れてみました。