「平兵衛まつり」と「環境フェスタ」

朝、長女・花子(仮名・中2)の出かけ支度の物音で起こされる。両親(花子にとっては祖父母)とともに一泊の仙台旅行に行くという。駅に向かう三人を見送る。150センチ台半ばの両親に170センチ近い花子が挟まれて歩く姿は漢字の「山」のようである。

10時からは「平兵衛まつり」へ。国立北口の「鉄道総研」の文化祭だ。現在は新幹線の愛称からとって「光町」という鉄道総研のエリアの旧称「平兵衛新田」が名前の由来だ。鉄道総研の文化祭などと言うと全国から鉄ヲタが集まってしまいそうだが、ほとんどいない。ネットや雑誌などでは告知しないのだ。告知は街中のポスターだけ。あくまで地元の人のためのお祭、地元の人と鉄道総研のふれあいの場なのだ。

次男・三吉(仮名・小5)とともに行く。

まずは「つり掘」へ。これが毎年人気のコーナー。100円で釣竿を借りてビニール袋を釣り上げると中には全国鉄道会社のノベリティがたくさんという人気企画だ。今年もすでに大行列。

もちろんチャレンジし京王線の空気枕、日本平ロープウェーの5色ボールペン、つくばエクスプレスのハンドタオル等々をゲット。中に当たり券が入っていると鉄道のレールをきったものがもらえると言う。これは残念、もらえなかった。「鍛冶屋のポルカ」(ヨーゼフ・シュトラウス)の練習をしようと思ったのに。

一番の楽しみは模擬店。まだ時間が早く空いているのをいいことにタコ焼き、ホットドッグ、肉まん、野沢菜おやき、宮崎地鶏の炭火焼、綿菓子と次々に平らげる。

もうこれ以上食えないと言うところでいったん帰宅。一休みした後は市役所となりの谷保第4公園で開催の「環境フェスタ2007」へ。ここでツレが友達とリサイクル活動のブースを出しているので陣中見舞い。

ロータリークラブの旦那衆がごみの分別回収をしている。その中にかつての同級生二人を発見。二人とも今や建設会社の社長で堂々たる貫禄。いまだ極楽とんぼ暮らしの僕とはえらい違いである。で、久々の会話で盛り上がったの話題が「成人病」というのも甘辛くていいな。

古本市で野口武彦の「大江戸曲者列伝」を40円で購入。谷保の郷土料理「煮だんご(すいとん)」や留学生が作る「トムヤムクン」も気になったが、すでに満腹。なにも食べられなかった。残念。多摩川の動物の解説をしたパネル展示はなかなか勉強になった。