「電話型スタンガン」か「スタンガン型電話」か


いやなんとも物騒な事件がおきたものである。隣町・立川で中年男性が行き会った見ず知らずの男に突然、刃物で切られたのである。

もともと立川は基地の町で勇みな土地柄なので、少々の刃傷沙汰にはさほど驚かない(もちろんよくあるとは思わないし、事件自体は実際怖いけど)。なにに反応したかと言うと、この事件現場から100メートルと離れていない塾に長女・花子(仮名・中3)が来月から通うことになって、先日、申し込みをしたところなのだ。テレビのニュースでも一瞬うつった。ちなみにまだ犯人は捕まっていない。

そんな話を家族でしていたら、「じゃ、携帯電話買ってくれ」と花子(まだ携帯電話は買い与えていない)。

どうしてそういう話になるかわからないが、「物騒だから」と言うことらしい。しかし事件があったとき携帯電話を持っていても何の役には立つまい。護身道具にはならないし、なにかあって電話されても急場の間に合わない。せいぜい事件現場を携帯カメラで撮影する不謹慎な姿が全国にさらされるのが関の山であろう。

いっそスタンガンはどうかと考えてみた。大きさや形も携帯電話と近いし。
スタンガン

しかしポケットに入れていての誤作動も危険だし、また悪漢に逆に奪われたら余計に危険だ。

じゃどうだろう、携帯電話型スタンガンというのは。携帯電話かと油断させておいて実はスタンガン。

あるいは逆にスタンガン型携帯電話。スタンガンかとビビらせておいて実は携帯電話。

最近は携帯電話の多機能化も極まった感があるけど、いっそどうでしょ、「スタンガン機能つき携帯電話」なんてあったら結構売れるんじゃない? GPS機能とあわせれば無敵の防犯機器かもしれない。アルソックあたりが開発しないかな。


ま、僕が欲しいのは葵の御紋入り印籠型携帯電話だけどね。あ、あと葵の御紋入り印籠型スタンガンでも買うかもしれない。

(と、ここまで書いたところで知ったのだけど「携帯電話型スタンガン」、実際にあるらしい。えらい世の中になってしまった。)