護国寺 女流義太夫を聴こう

終業ベルと同時に職場を飛び出して護国寺へ。幸い護国寺方面に行くのに言い訳はいくらでもある業界である。「護国寺行ってきま〜す」でオッケイ。

今日は 四萬六千日である。夜店も出ている。

いや、夜店に行ったわけではない。雨降りだし。

今年で5回目を迎えた「護国寺 女流義太夫を聴こう」に行ったのだ。去年このイベントを知ったのだが出張中で行かれなかった。今年はそのリベンジ。


浄瑠璃は竹本越孝さん。越孝さんのことはここで何べんも語り倒してきたから繰り返さない。僕が一番好きな太夫だ。ここ20年ほど。

この迫力を見たまえ、聴きたまえ。


三味線は鶴澤津賀榮さん。畏友・鶴澤寛也師匠の後輩だ。

以前、寛也師匠に紹介していただいてどこか居酒屋で一緒に飲んだ記憶がある。意外にも、みうらじゅん師と喜國雅彦師の大ファンだということでお二人の話で盛り上がったような気がする。


護国寺は、この界隈は始終仕事で来るのだけど、寺域に入るのは初めて。さすが真言名刹で重厚さに驚かされた。


会場は本堂。床几が並べられていてそれに座って聴く。戦国武将にでもなった気分。

本日の演目も戦国モノ。「絵本太功記 妙心寺の段」。

越孝さん、さすがの大迫力。圧倒的な芸に大満足。津賀榮さんも伸び伸びとストレートな印象の演奏で気持ちよかった。それにしても二人とも美人だなぁ。

演奏後は演者二人を囲んで打ち上げ懇親会ということだったが、実は(というか、みんな知っていることだか)、人見知りで初対面が大の苦手な僕は遠慮させてもらった。


帰りの電車、真言宗の広報誌「光明」と仏教情報誌「Mudita」を読みながら帰ってきた。思いのほか面白いのでびっくりした。


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