夏の浪速の芸尽くし(17・最終回) なんばグランド花月

〔8月9日の日記 その2・最終回〕

吉本新喜劇の人気座長・小籔千豊実家詣でで勢いをつけていった先は南海本線の終着駅は始発駅「なんば」から8分のNGK。なんばグランド花月である。


うーむ微妙な時間だ。食事をするほどの時間は無いが、開場時間にはちょっと間がある。とりあえず戎橋筋を北上して戎橋へ。グリコの巨大看板で有名。カーネル・サンダースがダイブしたのもここだっけ?


人形だけになってしまった「くいだおれ」の前を通ってその先を右折、パチンコの「四海楼」。ここは以前中華レストランで巨大な亀の人形があって不気味だった。


暑い中を散歩している間に開場時間の12時15分。NGKの前は黒山の人だかり。列について中に入ると出迎えてくれたのは「こども店長」ならぬ「こども支配人」。池乃めだかを模した着ぐるみだ。

スタッフが子どもになにやら配っている。


「小学生までのお子さんにシールをお配りしてまーす」


そこで、次男・三吉(仮名・中2)を行かす。ちっこいから大丈夫。「ギャラは昼飯に寿司ね」。ああ、寿司ぐらい何ぼでも食わしちゃるわい(折込済み)。


開演は12時45分。満員。まずは演芸から。出演は、中田カウス・ボタン/海原やすよともこメッセンジャー桂小枝矢野・兵動笑い飯もりやすバンバンビガロ、の皆さん。どれも面白かったけど、矢野・兵動が一番面白かったかな。夏休み中で子どもが多いせいか、おとなしめのネタが多かったかもしれない。


新喜劇は未知やすえ座長。去年の朝ドラの「ウェルかめ」。あの退屈極まりないドラマにおいて唯一面白かった、うどん屋のおばちゃんをやった人。

タイトルは「真夏の花嫁」。この花嫁が山田花子である。他にMr.オクレ、烏川耕一、中山きんにくん、島田一之介、井上竜男、他。相変わらず他愛の無いユルユルなお話で、若手とベテランがうまくかみ合っていて面白かった。が、やはりおとなしめの印象はぬぐえなかった。いや、面白かったんだけど、健全に過ぎたかなぁ。


それにしても・・・・、一日四回興行とはすごいなぁ。



終演後、外に出たらにわか雨。アーケードに逃げ込み、そのまま「がんこ寿司」へ。

がんこ


三吉のリクエストに応えて、寿司屋で遅い昼飯。「あ、この店知ってる。立川の駅前の店。大阪にもあるんだー」


って、ここが難波本店だぜ。それぞれ寿司とうどんのセットなど食す。それにしても安いなぁ。


店の外にあった看板。


「感性の会」って、あなた・・・・。はじめ「魔性の会」って読めて、奥村チヨでもいるのかと思ったよ。



食事が済んだら、もう帰るだけ。御堂筋線で新大阪に行き、新幹線であっさり帰ってきた。車内ではもちろん爆睡だった。




☆☆旅の決算☆☆

〔夏の浪速の芸尽くし1〕「天満天神繁盛亭」で上方落語


〔夏の浪速の芸尽くし2〕新世界「浪速クラブ」で大衆演劇


〔夏の浪速の芸尽くし3〕大阪歴博で「鴻池コレクション」の義太夫


〔夏の浪速の芸尽くし4〕国立国際美術館で「 横尾忠則全ポスター」


〔夏の浪速の芸尽くし5〕(京都だけど)「銀の匙」の燻製


〔夏の浪速の芸尽くし6〕住之江区・小籔自転車店


〔夏の浪速の芸尽くし7〕なんば・グランド花月




(おしまい。長期間、お退屈さまでございました)


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