ひきつづいても「えびすさん」の話である。「えびすさん」と言っても薄ら笑いがキュートなあの人ではない。神様の「恵比寿さん」である。
府中が本店の和菓子店、青木屋さんの「福ふく最中」が恵比寿さんの形なのを思い出した。
思い出すと食いたくなっちゃうところがスィーツ親方の面目躍如である ( 誰が?)
国立店がいつもの「多摩スポ」の向かいにある。店内には山口瞳先生の書も展示してあるからマニアの人は行くように。
早速推参。
えっ? 空室あります?
和菓子屋さんで「空室あり」なんていうと、一箱の最中のうちいくつかはハズレでアンコが入っていない「空室」なのかと思ってしまわない? いや、思うわけないね。
青木屋さんは店舗ビルの上階をマンションにしておられるのだ。谷保駅から近くて便利。コンビニや、図書館、市役所も近い。なにより「多摩スポ」が近い。住みたいぞ、俺は。
福ふく最中と、看板商品の「武蔵野日誌」を購入。入院中、職場へのお歳暮に送ったら20〜30代女子に「本当の苺の味がする」と好評だったのだ。でも僕は食ってないのでね。
「福ふく最中」はすべてずっしりとアンコがつまってましたよ、もちろん。ちょっと小ぶりなのは恵比寿さんが少彦名命=蛭子神であるという意味で古事記的に正しい。
でも油断大敵である。
ちょっと目を放した隙に子どもらに全部食われてしまった。
そう、箱が「空室あり」、いや「空室だけ」になってしまったんだな。<今日の一句>
梅雨空に 空室ありの チラシ舞う
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