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今日は3時に仕事が上がった後、バスで上野へ。先月行きそこなった「日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展『北京故宮博物院200選』」と言う長い名前の展覧会。
国宝級の文物がたくさん上陸している。超目玉商品の「清明上河図」の作品展示が1月24日で終了して混雑もこなれたと聞いたのでリベンジ。だってこの前は150分待ちですよ。
見ごたえあったなぁ、いろいろ。僕は「書」というものがほとんどわからないのだけど、今日展示されていた草書の「草書諸上座帖巻」は感動した。デザインとしてすごくいい。
風呂敷、または手ぬぐいにしたい。
「蛛網擒猿図冊」という絵も面白かった。お猿さんが蜘蛛の巣を突っついてる図柄。
脇に教訓が書いてあって「猿が蜘蛛の巣を壊せばかかっていた虫は助かるが、蜘蛛は飢えて死ぬことになるだろう」。「ジャングル大帝」以来の命題だ。
パノラマの「清明上河図」の公開は終わってしまったけど、この他に「康熙帝南巡図巻」などの大パノラマがたくさん展示されていて楽しい。
ちょっと前のことだが「ヤンヤン歌うスタジオ」と言う番組があった。
いやそうじゃなくて、「ヤンヤンいちばにいく」という絵本があった。
中国の絵本作家が描いた日中同時発売の絵本だった。江南の朝市の様子がパノラマでダイナミックかつ繊細に描かれていて驚いたが、こういう絵巻物の伝統の下地があるんだなあ、かの国には。
発売当時、蕃茄山人さんがいい書評を書いているのでごらんなさい。
一番見たかったのが、世界史の教科書でもおなじみの「乾隆帝像」。
ああ、なんて端正なんだ。皇帝の顔のことを「龍顔」というがまさに「龍顔」。しかも高貴な色である黄色い龍の袍をお召し。この絵の前でしばし佇んでしまったよ。
本当はこの「乾隆帝像」の複製でも買って帰ろうと思ったのだけど、のんびり見すぎて気がついたら5時の閉館時間になっていた。早すぎるだろう。
「北京故宮博物院200選」
2月19日まで。たっぷり時間をとってご覧ください。上の「乾隆帝像」をクリックしていただくと、公式サイトに飛びます。<今日の1句>
龍の年の はじめに龍に 会いに行く
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開催中「石子順造的世界・展」は2月26日まで。