キョンナムさんの出版を祝う会

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旧知のエッセイスト・朴慶南(パクキョンナム)さんの出版記念会に行ってきた。会場は一ツ橋の如水会館


今回のキョンナムさんの本のタイトルは『私たちは幸せになるために生まれてきた 「願生」という生き方』(毎日新聞社)。

私たちは幸せになるために生まれてきた

永平寺の機関誌での連載をまとめたもの。朴さんが出会い感銘を受けた人たちの人生と言葉がたくさん紹介されている。曰く、故・岡本文弥さん、全盲の画家エム・ナマエさん、松本サリン第一通報者河野義行さん等々。


もちろん僕もすでに読んでいる。河野さんの「誠」の生き方に感銘し、病のため若くして途中失明したエム・ナマエさんの壮絶な意志の力、運命を切り開く力に衝撃を受けた。僕自身も病で大きく運命が変わった人間なので激しく圧倒された。



出版を祝う会と言ってもパーティーではない。言ってみれば公演形式というか講座形式と言うかショー形式。スクール並べの着席式でステージがしつらえてある。


キョンナムさんは出ずっぱりの板付きでかわるがわるゲストがステージに上がる。評論家の佐高信氏、国文学者の田中優子氏、ジャーナリストの岸井成格氏、矢崎泰久氏、北村肇氏、俳優の滝田栄氏、ミステリー作家の山崎洋子氏、歌手の李政美氏。当然、エム・ナマエ氏も。


ナマエさんは歌も披露してくれた。「イマジン」を原語で。これがうまいんだ、びっくり。泣きそう。もちろん李政美さんのミニ・ライブも。


休憩を挟んで第2部はキョンナムさんと河野義行さんの対談。いやほんとこの河野さんってすごい人だ。なんというか・・・そう、徳が高い。


これら盛り沢山のステージを力技で裁くのは人材コンサルタント辛淑玉(シンスゴ)さん。しかも途中で地震もあったし。これは余人をもってかえがたいな。


休憩時間にはコーヒーとサンドウィッチとクッキーが供された。以前も書いたけど、ぼくはサンドウィッチが大好物で、食べようと思えば10人分でも軽くいける。もちろんそんなことしませんよ。分かち合わないと、独り占めはいけません。


エム・ナマエさんとも親しくお話ができた。実はまったくの初対面ではない。


サンリオピューロランドが出来たときだから1990年代の初頭だと思う。業界向けのオープンイベントがあり、僕も「取材」と称してもぐりこんでいた。


そのとき、ナマエさんも奥さんとこられていたのだ。館内の大壁画の前に立っていて奥さんが丁寧にその壁画の内容や色彩を伝えていたのが印象的だった。ナマエさんはそれにうんうんと穏やかにうなづいていて、すてきなご夫婦だなぁと思った。


その後もよく当蕃茄庵イチ押しの柳家一琴師匠の落語会でお見かけした。いつも陽気に大きな声で笑い、若い芸人さんに半畳(愛あるヤジ)を入れたり忙しい。


そんなことを今回の集いの出席メールに書いたらキョンナムさんがナマエさんに転送してくれて直接ナマエさんとのメールのやり取りが実現。おかげで会話が苦手な僕もリラックスしてお話しすることができた。




リハビリが進んでいろいろ自分でできるようになったのはいいんですけど、家族からの扱いもぞんざいになって・・・。


「いいんですよ、そのほうが。大事にされないほうが回復するもんです(笑)」



隣に座り込んで長話していたら僕の後ろに列ができていた。いかんいかん独り占めは。分かち合わないと。



参加者全員にエム・ナマエさんのポストカードが配られた。これも嬉しいなぁ。




<今日の1句>


春風の ような人あり 縁つなぐ


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