ハロウィンである。
今でこそ国立の各地でいろいろやられているが、僕が国立初の本格的ハロウィンイベントのスタッフだった話はしたっけ?ジェイソンの扮装で路上警備と仮装コンクールの審査員をやった。
その後はすっかりご縁がなかったが今年ははからずも参加できた。
当ギャラリービブリオで火、金、土と開講される「放課後英語教室きらりキッズ」のハロウィンイベントに関わることができたのだ。
なんのことはない。生徒さんたちに「Trick or Treat」と言われたらお菓子を渡す係だ。
夕方５時ごろ。玄関の外がガヤガヤしてきた。「Trick or Treat」と練習しているのが聞こえる。
トントンとノックされたのでドアを開けると、そこには小さな魔女や悪魔や吸血鬼がたくさんいた。
楽しそうだなあ。僕も仮装したいなあ。たとえばお化けかぼちゃに。あれなら簡単そう。
口々に「Trick or Treat」「Trick or Treat」と囀るのが可愛い。一人一人にチョコバーを手渡したのだけど、こういう時って
「Happy halloween！ (尻上がり)」
って言いながら手渡すのが正しい作法らしいのだけど、それが思い出せずに「どうぞ」と言って渡した。昭和の人。
英語塾だけに「Thank you」「Thank you」と言ってくれる妖怪たち。さっきはお化けかぼちゃのコスプレをしたいと思ったけど、チョコレートを配っているうちに別のコスプレもしたくなった。
だって「お化けかぼちゃ」って言ったら普通は「ヘイスタック・カルホーン」だもんね。
って昭和のプロレスが好きだなぁ、自分。まあこれならサロペットと白Ｔだからマルカワで調達できるからいいかもね。ってやる気か？
さいごは集合写真を仰せつかった。
僕「はい皆さん。トリック・オア〜〜」
子どもたち「トリ〜〜〜ト！！」(カシャ)
ぐらいのことすればいいのだけど、思いつかずに「ハイ、チーーズ」しか言えない昭和の男。
終了後、「いろいろありがとうございました」と丁寧に言ってくださった先生の口は耳まで裂けて、血が流れていた。
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