小雪散る中、帝王に謁見す。

今日は定休日。

小雪舞う中を上京。神保町はスピン・ギャラリー。作家で写真家で版画家で翻訳者の伴田良輔さんの経営する企画画廊。おそらく築半世紀にはなろうかという古ビルを活用した画廊。

そこで本日まで開催の「久保新二出演作品ポスター展」。

久保新二さんをご存じであろうか。

通称、ポルノの帝王。

久保 新二(クボ シンジ)

１９６６年、若松孝二監督『血は太陽よりも赤い』でピンク映画デビュー。山本晋也監督『未亡人下宿』シリーズで演じた、国土館(こくどかん)大学・尾崎クンで爆発的な人気を呼ぶ。その後、ピンク以外にも活躍の場を広げ、山下憲章監督『トラブルマン 笑うと殺すゾ』、滝田洋二郎監督『コミック雑誌なんかいらない!』、テレビ『ウルトラマンダイナ』などにも出演。レコード『マスマスのってます』、著書『800人の女を歓ばせた俺のやり方』も話題になった。二度の脳梗塞を乗り越え、現在も役者として活躍中。

その生きざまは各界で注目を集め、数年前には評伝映画も作られた。

その男、エロにつき　アデュ?！久保新二伝 [DVD]

そして、このたび、『アデュ〜 ポルノの帝王久保新二の愛と涙と大爆笑: エッチ重ねて50年!!』という自叙伝を出版された。

アデュ〜 ポルノの帝王久保新二の愛と涙と大爆笑: エッチ重ねて50年!!

今回のポスター展も同書の発刊を記念してのイベント。

そのイベント全体の概要は下の動画から。

★閲覧超注意。18歳未満(の読者はないと思うが)禁止。職場PC注意。

ポスター展は場内いっぱいに出演作のポスター３４枚が貼られた圧巻。

曰く、

「セミドキュメント　未亡人下宿 」

「トラックＳＥＸ野郎　絶倫定期便」

「それゆけ痴漢 」

「未亡人下宿　ただのり 」

「女高生下宿　熟れどき」

「女子大生　三日三晩汗だらけ」

「ニッポンの猥褻 」

などなど。

その膨大なフィルモグラフィの一部はこちらから(←クリック！！)

実際はその数倍、出演している。その多くが明るく笑えるポルノ。

久保さんとは初対面。だけどそんなこと忘れるくらい、「帝王」どころか、きさくで愛嬌のある方で(もちろん色気も)、初対面が苦手なコミュニケーション下手の僕もすっかりリラックスできて、２時ごろ行って６時までの４時間にわたり甘味を食べながらバカ話。サービス精神満点の久保さんの話にゲラゲラ笑っている間にすっかり長居してしまった。

実は上京のついでにこなしたい用事も一つ二つあったのだけど時間切れ。

新著とかつて出されたEP「マスマスのってます」にサインをいただいた。

ちなみにこのレコード。中古市場では高値をつけるレアもの。次回の「４５回転の人々」でご披露しようか。

本の感想は改めて。

さて「三橋乙揶作陶展“青い空の日　2015”」は明日から再開。２５日(日) まで。

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達人に習うハモニカ教室。次回は１月１７日。

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