春子超常現象研究所

夜になってから池袋。


夜の池袋。


ルミネ8階のシネリーブルで封切り公開中の映画「春子超常現象研究所」(竹葉リサ監督)を見に行った。



ストーリーを公式ホームページからコピペすると以下の通り。


ある日突然、心と体を持ってしまったテレビ男(中村蒼)。持ち主の春子(野崎萌香)と成りゆきで奇妙な同棲生活をスタート。アルバイトで生計を立てる春子のヒモとして日々を過ごしていたが、思い立って健気に仕事を探し始める。しかし、学歴もなければ、家族もいないというテレビをそう簡単に雇ってくれる場所は無かった。途方にくれていると、胡散臭いテレビプロデューサー(池田鉄洋)にスカウトされ、語学番組のパーソナリティーに大抜擢される。12カ国語もの言語を操るテレビ男は、語学力を生かし、テレビやラジオでひっぱりだこ。あっとゆう間にアイドル顔負けの人気者となり、テレビ業界のトップへとのし上がっていくのだが、ある日ふと蘇った自分の記憶を頼りに家族を探す旅に出ようと決意する。テレビを想う春子は、テレビを引き止めるため、複雑な気持ちを抱きながらも家族探しに協力すると誓うが、一夜明けるとテレビの姿はそこになかった・・・。


そしてトレーラーはこちら。




いかにも僕に不似合いな映画であろう。実際、場内の平均年齢を一気にグイッと引き揚げていたのは間違いない。


何故見に行ったかというと、大好きなデリシャスウィートスがでていると座長のチヤーマァハイヂさんに聞いたから。ちなみにデリシャは見世物小屋の芸人たちの役で、上のトレーラーではピンクのお衣裳で斎藤工のまわりを飛び跳ねている。チヤーマァさんはもう一役あった。


それとそのトレーラーのナレーションが活弁士の山田広野さんでその名調子その気になったというのもある。


そんなご縁で見た不似合いな映画だけど、面白かった。ハチャメチャなオカルトスラップスティックのようでありながら僕のような初老人にも共感できる部分が多々あった。その恋愛観、倫理観は存外に古風でその乙女心が切ない。家族を想う心がいじらしい。


登場人物たちも魅力的で、映画には描かれないストーリーやエピソードをそれぞれにたくさん抱えている感がすごくあった。


音楽もいい。特にいくつかある曲のうちトレーラーの30秒あたりからのフレーズがクラウス・ノミの「Lightning Strikes」のイントロみたいでいかしている。


そしてなによりPOPな映像がかっこいい。時に極彩色に時にサイケデリックに。特にチェイスのシーンはアニメじゃないのにアニメみたいにスピード感もあり飽きさせない。ちょっと懐かしい風景の中で今様のヴィヴィドな美男美女が舞い踊る。


終演後は舞台挨拶。監督とデリシャ(チヤーマァさん、竹部さん、魔子さん)のトーク。本当に若い人たちによって作られた映画なのだなぁ。生き生きとした生命力が感じられた。


監督自身による原作本も出ている。


春子超常現象研究所 (双葉文庫)

春子超常現象研究所 (双葉文庫)


表紙イラストが荒井良二というご馳走。



ところでデリシャスウィートスのパフォーマンスについては以下の動画をご参照。



いかにも僕が好きそうでしょ。



「春子超常現象研究所」池袋シネリーブル他で。


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