高円寺「月のみち」でオドル、ハジク
【昨日日記】
鵜の木のあとは遠回りして高円寺。高円寺駅から一気に南下して新高円寺駅前の商店街に位置するバー「月のみち」。
そこで最近すっかり仲良しのギタリスト・萩原信義さん出演のショーのお知らせがあったのだ。単なる音楽会ではない。人気ダンサー・牧瀬茜さんとの共演。
訪ねた「月のみち」は小さなバー。カウンター6席と壁沿いのベンチもほぼ同数。
扉を開けるとそこに「のぶさん」こと萩原信義さん。
「え? 来てくれたの? 意外ーー」
ちょうど打ち合わせをしていた牧瀬茜さんを紹介してくれた。笑顔のかわいらしい美女。
僕が入ったのはオープン直後で人もまばらだったが開演時間が近づくにつれ満員になった。
ショーの内容は萩原さんのギターと牧瀬さんのストリップティーズのコラボレーション。テーマは「浅川マキ」。浅川マキがもっとも信頼したギター奏者である萩原さんの演奏に合わせて牧瀬さんがマキさんの名曲の数々を歌いつつ舞う。
時にカウンターとベンチの間の通路で、時に入口の開き戸前の半畳ほどのスペースで、時にカウンターの上で、さらには姿見鏡の中の自らの「虚像」をパートナーに。
店に入った時は「この狭いところでどうやって」と思ったが、始まってみたらこの空間がいいことが理解できた。これはステージと舞台に分かれた空間で見る芸ではないようにも思えてきた。
なにかが「降りてきた」ように歌い、舞う牧瀬さん。太古の女神のような聖性を感じさせる。
ありきたりな喩えなんだけど、これは「アメノウズメ(天宇受賣命、天鈿女命)」だなと思った。どこに岩戸があるのかって? それはもちろん見る人の心の中ですよ。
ショーを終えて四方の「客席」に深々と頭を下げ、顔を上げた牧瀬さんはまたもとの笑顔のかわいい気さくな女性に戻っていた。
このコンビで次は聖地・栗橋に出演されるそうだ。
素敵な手描きのフライヤーは牧瀬さん作。多才。
ぜひこのコンビで各地の岩戸を開けて世を明るくして欲しいと思った。
牧瀬さんとのぶさんの笑顔に見送られて歩く帰途の高円寺は足取り軽やかだった。
実は直前まで激しくへこんでいたのだ。
冒頭で「鵜の木のあとは遠回りして高円寺」と書いた。鵜の木から深川を回って高円寺に行ったのだ。「今日はアートめぐり」と意気込んで鵜の木の「Hasu no hana」のあと深川で開催中の人形作家・石塚公昭さんの個展を見に行ったのだ。
そうしたら最終入場が16時30分ですでにそれを過ぎていた。官立の施設だというのを忘れていた。無駄足は別にいいとして楽しみにしていた旧知の石塚さんの展示が見られなかったことに大いに落ち込んでいた。それを「Hasu no hana」女将のフクマさんにメールで愚痴り「泣かないで」と慰められていた。
そんな気持ちも、のぶさんと牧瀬さんのパフォーマンスでリカバリーできた。はたから見ればステッキにすがってヨロヨロ歩いているように見えるが、内心はスキップの新高円寺駅前通りだった。
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