午後から一橋大学へ。
国立市のホームページにも載っているから言ってもいいのだろうけど、今期より国立市図書館協議会の委員をしている。それの見学会で同学の図書館に行ったのだ。
一橋大学の図書館というのはこの建物。
通称時計台。
見学させていただいて分かったこと。
この図書館、クラシカルな鎧の下は最新のハイテクです。
実はここに入るのは初めてではない。前にも書いたけど。小学6年生の頃、ここにも潜入した。時計塔に登りたかったのだ。
冒険小説では時計塔の中って、建物一杯に大きな歯車がたくさんあってかっこいいじゃない。ぜひ見たいと思った。怪盗ルパンにでもなった気分。
入口から堂々と入った。学生や教員とも多くすれ違ったが咎める人など居ない。おおらかな時代だった(良い子はマネしないように)。
階段を上っていったん4階建ての屋上に出て、雨どいを伝って2,3メートルの段差を二回登ると時計塔の根元に出る。鉄の扉を開けて時計塔に入る。
中は建物一杯に大きな歯車がたくさんあって、なんてことはなくてがらんどう。鉄製の階段を登りきった先の時計の位置の裏側に直径一メートルばかりのムーブメント(時計の機械)があるだけ。あとは鳩だらけ。当然、鳩のフンだらけ。ちょっとがっかり。
でも時計塔の屋上からの景色はさすがに絶景だった。当時は高層マンションなど無いから三多摩中が見わたせた。
とりたててすることも無いから、皆で大きな声を出した。
「いーしやーきーーいもーー」
事件が起きたのはその後。屋上の段差を降りるとき、僕が捻挫をしてしまったのだ。下図の位置の段差ね。たぶん2メートルちょっとだと思う。
皆は「ヘリ」にぶら下がって落差を減らしてから飛び降りたから怪我をしなかったけど、ぼくはそのままの体勢で飛び降りたので怪我をしてしまったのだ。
蛮勇を奮ったわけではない。落差は小さくとも後ろ向きに飛ぶのが怖かったのだ(実際、運動神経が鈍い僕が後ろ向きに飛んだら後頭部を打ってもっと重大な怪我になっていただろう)。
結果、タチの悪い捻挫で3週間歩けなかった。
当然学校も休んだ。
無論、勉強も遅れる。その遅れは44年経った今も取り戻していない。
学校でも当然評判になった。
「一橋の時計台から落ちて怪我をした」
と。「時計台から」落ちたら普通、怪我ではすまない。やはり小学生と言うのは馬鹿である。
問題にもなった。大学の戸締りが厳格になって、構内に入った小学生には尾行がついた(といううわさ)。
今日は図書館の入口にはしっかりゲートがついていてICチップ入りIDカードを通さないと開かない。
屋上へ行く階段も分厚いガラスで封鎖されていた。
館の方から利用状況についてレクチャーを受けた。非常によく使われているようだ。もう春休みになっている今日も学生でにぎわっていた。すばらしい。
遠く30数年前の僕の学生時代はどうだったろうか、と思い返したら「まさか」と思うようなことに気付いた。
僕は都内の某私大に4年通ったのだけどその間、ただの一度も図書館に足を踏み入れてないぞ。
理由は簡単。僕は経済学部だったけど、在学時も卒業後も今に至るまでの40年近く、ただの一度も経済に興味を持ったことが無いのだ。経済原論も経済学も単位を取っていないしね。
というか、小学校入学から現在に至るまで学校が嫌いだったからね。学校嫌いだから自分の子どもの学校行事もほとんど行ってないし。
一度、授業参観に行ったかな。でも面白くなくてずっと図書室で児童書読んでた。それは楽しかったなぁ、自分も読んだ偉人伝とか歴史漫画とか読んで。
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