頑亭先生講演会『こころ』。当日

あっという間に当日が来てしまった。くにたちギャラリーネットワーク主催の「美術講座」。講師は関頑亭先生でテーマは『こころ』。

このイベントについては3月1日2日の日記をご参照いただきたい。ひょんなことからこのイベントに関わることになった事情についてはそこに書いた。


12時に会場入り。ギャラリーネットの人たちはもう来ていて準備にかかっている。

ステージの上で花を活けるのは華道家でもある摩利按世さん。頑亭先生をイメージして山野草をアレンジした品のいい作品が出来上がった。

 まもなくパネラーの元・国語の先生の安藤正子さんに続いて頑亭先生が来られて楽屋に集合。ごく簡単に打ち合わせしてあとは雑談。

おしゃべりしたりいただいたお弁当を食べたりしている間に開演時間が来た。客席は九分の入り。キャパ300だから270人ぐらいか。

まずは頑亭先生の作品を紹介するビデオ上映。

つづいて頑亭先生の講演。谷保の歴史に始まってご自身の仏門修行時代の話、そして作品をつくる時の「こころ」について丁寧に語られる。作品を創るというのは「生きる」ことそのもの。客席では、みな一様に深く頷いたり、メモをとったりしている。

中休みを挟んで第二部。板付きでみんな定位置についてからゆっくりと緞帳が上がる。僕が司会と言うことになっているので、パネラーの安藤さん按世さんを紹介。そのあとはそれぞれが質問を先生に投げかけ、それに先生が応えると言う形。

僕は先生の飲み屋での友達の代表というキャラ設定でステージに上がっているので、「先生はどうしてそんなに女性にもてるんですかぁ?」などとユルめの質問で場内を和ませる。うん、まぁ外さずにすんだかな。

著作を熟読して質問項目を作ったので、他にもいろいろお聞きしたいことはあったのだけど時間の関係で割愛。ギャラリーネット代表の佐野さんから頑亭先生に花束が渡され、つづいて佐野さんの閉会の辞があり、会はめでたくお開きとなった。

知的で上品な安藤さん、かわいらしくオキャンな按世さん、小心かつ与太郎な僕、の3人がオトボケの頑亭先生に翻弄されると言うのはなかなかいい設定だったんじゃないかな。プロデューサーであるマスオさんと佐野さんの狙い通り?

そのあと頑亭先生をロビーに誘導。多くの人が頑亭先生を取り囲み、賑やかなひと時を過ごした。それにしても凄い人気だ。みんな最高に嬉しそうな顔をして先生のもとに駆け寄ってくる。先生に質問をしながら熱心にメモをとる人もいる。


短い時間だったけど、結構疲れた。でも楽しかったし、いい勉強になった。ちょっとクセになりそう。