国立から国立へ 〜懐かしの味わい〜

banka-an2007-10-06


今日は国立から国立へ行ってきた。カナで書くと「クニタチ」から「コクリツ」。

国立演芸場10月上席だ。ツレと二人連れで。13時開演なので四谷駅前で昼食。お気に入りの「キッチン バンビ」で。

ハンバーグとクリームコロッケと白身魚フライにライス、スープがついて650円。安くておいしい。カウンターだけの古い洋食屋さん。ボリュームたっぷりで、申し訳ないがツレがライスを少し残すほど(ツレは女としてはよく食べるほうである)。店の作りも味もボリュームも、懐かしーい雰囲気に懐かしい味。ホッとする。

四谷から演芸場まではタクシーで。初乗りでいけることは経験的に知っている。カシャ! あ、今日はメーターが一つ上がった。悔しい、なぜだ。

この上席はなかなか渋い顔ぶれ。主任が三遊亭円遊。以下、Wモアモア(漫才)、山遊亭金太郎、春日井梅光(浪曲)、三遊亭左円馬、芝辻たかし(南京玉すだれ)、三遊亭右左喜、花島けいこ(奇術)、橘ノ円満。

客は4分の入りっていうところだろうか。まったりとのんびりした時間が過ごせてよかったなぁ。

Wモアモア以外は初見、舞台ではね。トリの円遊さんは昔、前々名の笑遊のころ、30年くらい前はテレビの人気者だったからね、テレビでは見ていますよ。牛乳瓶の底みたいなメガネがトレードマーク。短パンに自転車で元気に走り回っている姿が印象に残っている。

でも今日はメガネもかけてないし丸坊主のおじいさんで一瞬、頭の中で結びつかなかったよ。年取ったなぁ。ネタは大ネタ「文七元結」。たっぷりていねいに演じてくれた。お客さん方の反応も良かった。それにしても笑遊さんとは懐かしい。


帰りはぶらぶら四谷まで歩いて帰る。

途中、クッキーの泉屋の本社の前を通る。1階に店舗があるんだけど、いつもここを通るのは日曜日か夜間なのであいているのをみたことがない。でも今日はあいていた。思わず吸い寄せられるように店に入った。

泉屋のクッキーの詰合せといえば、昔はお土産の定番だった。白地に紺の缶のデザインがお洒落でね。浮き輪のマークの缶でね。そうそう、その浮き輪の形にアンジェリカが乗ったクッキーがおいしくてね。あの詰合せは「スペシャルクッキー」というそうだ。

泉屋の「スペシャルクッキー」の詳細はこちら ← ← クリック。

当然、これを買おうね。懐かしいもんね。これ持ってきてくれるお客さんは「神」だったよ。そうそう、品がいい感じがしたよね。

とここまでは迷いがなかったんだけど・・・。

ほぉ、最近は缶入りだけじゃなくて、袋入りもあるのか。いいね、同じ値段でたくさん入ってる。ちょっと待って、あのお洒落な缶も含めての思い出でしょうが・・・。かと言って、実際あの缶に使い道があるわけじゃないし。うーーーむ・・・。

さて、どうしましょうかねぇ。