続々・甲州街道徒歩(かち)紀行 ③ 〜ここはクニタチ?〜

土曜日の徒歩紀行の後遺症、筋肉痛は昨日がピークでした。トシですね。下のイラストのような状態。

筋肉痛(イラスト=長女・花子〔仮名・中3〕)

・・・・・・・・・・・・3月27日の旅日記の?・・・・・・・・・・・・

そういわけで内濠沿いを歩き続けた。和田倉門から半蔵門まで皇居の南半分を時計回りに半周するかたちだ。日本橋を発ったのは5時34分だったが、朝食を食べたり水鳥と遊んだりしていたのでもう7時を回っている。

日比谷濠に続いては凱旋濠。次々とランナーたちとすれ違う。というかランナーとしかすれ違わない。老若男女、人種・国籍も様々。すれ違うけど追い越されない。もちろん僕達のスピードが勝るからでないのはいうまでも無い。皇居外周道路のランニングは反時計回りと決まっているらしい。

暗雲渦巻く国会議事堂を見送ると、ほどなく桜田門。聳え立つはいわずと知れた警視庁である(下の写真)。

三吉が「これ、『相棒』にでてくる…」と。

なるほど彼らの世代ではこの建物を見ると『相棒』のあの軽快なテーマと右京さんと亀ちゃんの勇姿が頭に浮かぶのであろう。

僕らの世代ではやっぱり『七人の刑事』だな。忘れられないあの重厚なテーマ曲はタイトルをクリック! って古いよ。旧庁舎じゃん。ぼくももちろんリアルタイムでは知らない。頭の中で曲を思い浮かべるといつの間にか『大岡越前』になってしまう。

それはともかくランナーの皆様の邪魔をしては行けないので道路を渡って濠の反対側の歩道へ。

冗談のように威圧的な佇まいの最高裁を越えると現れるのが例の校倉造り。早咲きの桜が咲き「国立劇場さくらまつり」の旗が揺れている。

三吉先生、大真面目の一言。

「え? ここまだ、クニタチなの?」

半蔵門を左折して皇居に別れを告げ新宿通りに入る。昔、この道を都電が走っていたのをかすかに覚えている。

しばらく行ったところのファミリーマートで飲物を購入したのは7時30分。これがあとである騒動を呼ぶわけだが、以下次号。

☆いまのところ日本橋から4.0キロメートル☆