嵐山光三郎先生の団扇 〜東坂下商店会

今朝の朝刊の折込に東坂下商店街のチラシがあった。


「オリジナル団扇プレゼント」、とある。


団扇? そんなの街でサラキン屋や居酒屋やパチンコ屋のを配ってんじゃん、って思う人もあるだろう。

そりゃそうだよね、このチラシを見ただけだと。わざとかな、それともウッカリかな。ウッカリだとしたら相当の天然だ。

この団扇、チラシには「オリジナル」としか書かれていないが、嵐山光三郎先生のオリジナル俳画団扇なのだ。


朝顔の浴衣に遠き昔あり  光三郎


こういうものをタダで配れると「俳画カレンダー」ディレクターとしてはちょっと困るのであるが、「夏フェスタ」、つまりお祭り。めでたくていい!! 明日から「東坂下商店会」加盟各店で配られる。

街でサラキン屋さんや居酒屋さんやパチンコ屋さんが配っているようなプラスチック骨のヘロヘロではない。しっかりと竹で作られた本格だ。


東坂下商店会」は坂下交差点を中心とした商店街で、以前は「コスモ商店会」といった。数年前に古式ゆかしい旧名に戻った。包丁研ぎ名人の「開発金物店」、工作教室の「桃太郎」、そばの「東里庵」、餅助ダンゴ・めで鯛最中の「和菓子 三芳野」、元祖油そばの「三幸」、よろず荒物の「かどや」、等々加盟50店で期間内に買い物をするともらえる。


おっと大事な店を忘れるところだった、「国立床屋」。ここの親父さんがこの団扇の仕掛け人だ(僕は子供のころ、絵を描くとこの親父さん<当時は青年>に見せに行っていた。今考えるととても不思議)。


今日発売の「週刊朝日」の嵐山先生の連載「コンセント抜いたか!?」にこの団扇とプレゼントセールのことが描かれている。だから・・・。


「欲しいっ!!」と思った方は、お急ぎください。



これが噂の「俳画団扇」。かっこいいでしょ。


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