谷保天満宮、南口駅前ロータリー、南養寺、くにたち市民芸術小ホール
この四つのヒントから連想される人物名を問われて答えられる人はなかなかの国立通である。いや国立通というには簡単すぎる問題かな。
さらにヒント。
谷保天満宮「座牛」
駅前ロータリー「時計塔」
南養寺「弁才天像」
くにたち市民芸術小ホール「襞」
もうわかりますね。わからない人は散歩が足りません。
言わずと知れた石彫家の關敏先生である。国立市内外に多くの作品を作られている。すべて大きいものばかり。
そんな大作ぞろいの關敏先生の展覧会をやろうというのであるギャラリービブリオが。
もちろん高さ7.7メートルレリーフがこの和室に入るわけが無い。入っても畳が抜ける。もっと小さいもの。
大作で知られる作家の小さな作品をお見せしようと言う試みだ。大体ハガキ大くらいの水彩画が中心。
題して「關敏小品展-秋-」。
ただ絵画作品を展示するだけではない。敏先生の作品マップを作る。どこにいけばどんなモニュマンに会えるかがわかる地図。これは国立美術散歩にすごく便利なはず。数日前、必死に写真を撮っていたのはその準備。
「關敏 小品展〜秋〜」
10月27日(土)〜11月13日(火)11時〜19時(水曜日は休み。最終日は17時)。
国立駅前のギャラリービブリオにて開催。
ところで關敏先生はあの関頑亭先生の実弟である。
時に硯亭と号する。世界の石を渉猟して硯(すずり)を拵えるが故の号だが、そのなかに「賢弟(けんてい)」の意がこめられているのは言うまでも無い。