映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」試写


そして昨日。山手線に乗って言った先は渋谷区円山町。ラブホ群に埋もれるように聳え立つ映画館「ユーロスペース」。


待ちに待った「シュトルム・ウント・ドランクッ」の完成試写だ。敬愛する山田勇男さんの最新作だ。


クランクイン直前に監督の個展(美術家でもある)を企画させていただいたご縁もあり、その撮影の多くが国立市で行われた。


下の画像がポスター。



背景は国立を代表する古民家「本田家」。


舞台は大正時代、関東大震災の前後。「アナキスト」の若者たちの青春群像がビビッドかつリリカルに描かれている。そして映像は切なく妖しい山田美学が徹頭徹尾、貫かれている。


役者が良い。舞台で経験を積んだ手錬れが集合していている。中でも僕が痺れたのがアナキストの一人、和田久太郎役の吉岡睦雄さん。いいなぁ。生真面目ゆえの奇矯と純情ゆえの無頼が切なく、泣ける。


前述のように国立でのロケ。<1>主人公の中浜が英国皇太子を襲撃しようとして失敗する「南禅寺」は谷保天満宮の参道。<2>もう一人の主人公・エミルと有島武郎(佐野史郎)が散歩をするのは谷保天満宮の梅林。夢のように美しい光景。<3>アナキストの巣窟「ギロチン社」は本田家の母屋<4>福田雅太郎邸の門は本田家の門


ほかにもいくつもある。


僕も一瞬出る。


後半、当時書店でありサロンであった「南天堂」の酔客の一人。奥の方に地味にいた。髪をディップでカッチリと固めていったつもりが、固まっていなかった。この厭わしき剛毛よ。


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エンドロール。「南天堂の客」の5人の一人として名前が書かれていた。そして、「協力」のところにも「国立市教育委員会」「くにたち観光町づくり協会」ととも僕の名前があった。光栄です。


終了後、すぐには帰りがたく、門前で企画の高野慎三さん、ふゅーじょんぷろだくとの才谷社長、ともに南天堂の客の役をした書家の近澤文絵さん、村山知義役の原マスミさんらと立ち話。同じ輪の中にいた白崎映美さまに話しかけたかったがいつもの気後れ。


先日、チラシを印刷していたのはこの試写会ため。今度うちで陶芸展をしてくれる三橋さんも果物屋のオヤジの役で出演されている。死の直前の大杉栄に梨、それも最後の一個(なんのメタファーだろう)を渡す重要な役どころ。三橋さんのチラシを配布物の中に挟みこんでいただいた。感謝。


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