森田拳次先生

そんなわけで昨日は自衛隊見学に行って大変に興奮して帰ってきた。


自衛隊に興奮したと言うだけではない。興奮する出会いがあった。


その見学ツァーの中に漫画家の森田拳次先生がいらしたのだ。


お若い方はご存じないかもしれないが、「丸出だめ夫」。




僕らの世代ではメガネをかけた男の子はほぼ100パーセント「丸出だめ夫」というあだ名がついたぐらい人気があった。実写ドラマもできた。




主演は往年のスター子役・保積ペペ。アニメ化もされたが僕がいい年になってからのことなのでよく知らない。



勉強もスポーツもケンカもまるでだめ。それをサポートする世話焼きロボット、その名も「ボロット」。



炎上するといけないから(するかよ)迂闊なことを書けないけど、その設定ってどこかで聞いたことあるでしょ。勉強もスポーツもケンカもまるでだめなメガネ少年と相方のロボット。いまや国民的、を超えた国際的ヒットマンガおよびアニメ。もちろん、「丸出だめ夫」のほうがずっと古い。


この関係性の研究者は多いようだ。特に一時期ネットに出回った(件の国民マンガの)「幻の最終回」のストーリーが、アニメ版「丸出だめ夫」の最終回とほぼ同じであることなどはなかなかに興味深いと思う。


ほかに「ロボタン」もアニメ化された。


僕はある時期「パットマンX」を先生の作品だと誤認したことがある。いうまでもないが天才・ジョージ秋山氏の初期の傑作だ。




後で調べてわかったのだけど、秋山氏は森田先生のアシスタント出身なのだ。僕の誤認もあながち見当はずれと言うわけでもない。



また旧満州のお生まれで、ちばてつや氏らとともに、引き揚げの記憶を漫画家として記録し次代へ伝えている。




ほかに北見けんいち氏やわが林静一氏、故赤塚不二夫氏、故上田トシコ氏らもお仲間。



ところで、ぼくには忘れられない作品がある。


かれこれ40年前の作品。舞台はニューヨーク。主人公は不良少年。敵対する悪の組織と熾烈な戦いをつづけている。普段はピストルを持たないが、一朝事あるとき闇のレンタル屋から手配する。レンタル屋はリボルバーをパンにはさんで「ハンバーガー」に偽装して持ってくる。そして「レーズンは5粒でよかったよね」。これは銃弾のこと。全体的に暗いトーンのマンガだった。


単行本化されてない様子で、今までいくらさがしてもわからなかった。



こんなチャンスは二度と来ない。思い切って先生に聞いてみた。



そうしたら「ハーレム石松」と言う作品で、「月刊チャンピオン」連載と教えていただいた。



長年の疑問が氷解してうれしい。


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