11年前の今日

今日は都内に外出するつもりで早起きしたのだけど頭がすっきりしない。眠気が去らずだるい。


原因は夜更かし。昨晩深夜の東京MX「よしもと新喜劇」が効いているな。


無理せず外出は中止、定休日でもあり完全オフの夏休みにした。ま、僕の場合、毎日が夏休みたいなものだけど。



11年前の今日のことを想う。あの日も夏休みだった。


11年前の今日、ブログを始めた。


その日のタイトルは「スローロリスの夏休み」。


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当時はサラリーマンで子どもも小さかった。休日の価値も今の数倍だった。


そして体重116キロの腰痛持ちだった、ことがよくわかる。



「今日からブログを始めます」とか宣言しないでこそこそ始めるところが僕らしいといえば僕らしい。いつでもコソコソやめられるように。


ひそかに心に決めたことは四か条。


一  人の悪口は書かない

二  業務上知りえたことは書かない

三  人の死について云々しない

四  毎日書く  



まず「人の悪口は書かない」。これは11年間守っている。「当てこすり」や「ほめ殺し」はたまに書くけど。



僕はもともと悪口は大好きで結構得意な方なんだけど・・・。僕の大好きな映画に「オズの魔法使い」(1939)がある。そのなかでドロシーの伯母さんのエミリーが因業地主のガルチさんを「あなたは・・・」と罵倒しかけて「やめるわ、神様に恥ずかしい」と言って口をつぐむ。

そのシーンがエレガントで好きなのだ。



まあ「辛口ブログ」とか「本音ブログ」とかも結構しんどそうだし。



そして「業務上知りえたことは書かない」。編集の仕事をしていたので、首相官邸に入ることもあれば文化勲章受章者にインタビューすることもある。めったにないけどたまにある。匿名で、なおかつ会社の同僚には知らせていないブログではあったが、どこで洩れるかわからない。


でも後半はどこからか洩れていた(後述)。不思議だ。洩れない秘密はない。



「人の死について云々しない」。たとえば著名人が亡くなったときなど「冥福を祈ります」とか「合掌」とか書いてもどこか空々しく軽いような気がしてね。プライベートの身の回りの人についても当然。だって読んだ人が気を使わすからね。


これらはともにほぼ守っている。


「毎日書く」。これが一番簡単。だってどこにもいかず何もしなかった日があっても書くことがない日はないから。起きて新聞読んで飯食ってテレビを見れば何かしら言いたいことが出てくる。



ところが本当は数日休んでいる。


2010年の9月13日からの数日間。


病気で斃れて意識がなかったのだ。意識がはっきりした日から携帯電話で病院のベッドから更新している


実はさらにそれも数日休んでいる。



「入院中にも拘わらず蕃茄がブログの更新をしている」と会社で評判になっていると教えてくれた人があったのだ。やっぱり洩れるのだよ。


そこで保身のために更新をやめた。でもほんの数日。


だってこんな長期病欠してどうせ無事すむわけないやと思って再開した。「これもリハビリの一環」とうそぶいてね (ちなみに退院後は無事円満復職し、その後、円満退職した。いい会社です)。



それでもほぼ毎日更新しているので、「去年の今頃何をしていたか」などを振り返るには便利。


そこで特別企画。11年前の8月13日まで遡ってみよう、何をしていたか。


[2013年8月13日]

タイトル「暑いのでだらだらと準備」。52歳。今年と同じく店番しながら「国立本店」でのトークの準備をしていた。


[2012年8月13日]

タイトル「DM封入作業」。51歳。退職後、開業に向けてDMの封入をしていた。


[2011年8月13日]

タイトル「浅草演芸ホール8月中席“納涼住吉踊り”」。50歳。退院後の復職中。夏休みを取って寄席に行っていた。


[2010年8月13日]

タイトル「夏の浪速の芸尽くし(3) 新世界・浪速クラブで大衆演劇 編」。49歳。大阪でドサ芝居見物をしていた。この一か月後に斃れるんだな。


[2009年8月13日]

タイトル「作者の狙いも見事に読みとく 」。48歳。脚本家の大石静先生が僕の書評を先生のブログで褒めてくれたことの自慢話。



[2008年8月13日]

タイトル「ダス・ワンデルン!! 」。47歳。翌日からの甲州街道徒歩旅行の意気込みを語っている。元気だなぁ



[2007年8月13日]

タイトル「甲州旅日記1 絵はがきにあらず、富士山にあらず」。46歳。大河ドラマの「風林火山」にはまって、家族で山梨旅行。


[2006年8月13日]

データ消失。実はこのころは楽天系の「cgiboys」を使っていたのだが、廃業してしまったのだ。いくつかはサルベージしていたので翌8月14日のものを。タイトル「ちょっと、メイク・アップ 」。45歳。暗黒プロデューサー・康芳夫氏と女優の川島なお美さんの思い出を書いた


[2005年8月13日]

タイトル「花札翻訳」。44歳。当時高校生だった長男虎太郎の豪州ホームステイのホストファミリーへのお土産に花札を送ったら「遊び方を教えてほしい」とのメッセージをいただいたのだ。


[2004年8月13日]

タイトル「東京タワーを徒歩で 」。家族で東京タワー見物。上りはエレベーターだったけど帰りは階段で降りたのだ。


[2003年8月13日]

タイトル「スローロリスの夏休み」。42歳。



だいたいこの時期に夏休みを取っているようだが、11年は一昔、若い分だけ元気。だけど、やっていることにあまり進歩がない。



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