恐怖スポットに殴り込め!

一昨日のことだが夕刻、中央線が大いに乱れた。


国立・立川間の高架下のケーブルが燃え、広範囲で停電および運休となった。


そのニュースを聞いて「!!!」と思った地元民も少なくないだろう。




ここってもしや・・・。


「N踏切」跡ではあるまいか。



「N踏切」。全国的に有名な心霊スポットである。


鉄道敷設以来、事故や自殺者が相次ぎ、地元の人々によって傍らにお地蔵様が建立されたのが昭和9年。それ以来平穏が保たれたが戦中戦後の混乱の中、お地蔵がなくなったら、自殺や事故がまた激増。お地蔵様は再建された。同時に「見守りの松(仮名)」が植えられた。


ふたたびN踏切に平穏が訪れたが(その分となりのN4踏切に事故が増えたがそれはまた別の話)、ささやかな心霊現象は始終発生していた。


そして5年前。中央線の高架化によってN踏切は廃止され、高架下ガードとなった。しかし地域の人の崇敬の対象であるお地蔵様はそのまま残された。


ところが、である。


一昨年、鉄道の高架化工事による地盤の変化を原因として見守りの松に倒木の危機が訪れた。原状復帰の声はもちろんあるものの安全第一。伐採撤去された。


伐採前も伐採後も「障り」を畏れる声もなかったではなかった。


そこに来てこの事故である。そのニュースを聞いて「!!!」と思った地元民も少なくないだろう。ニュースで報じられた住所と地図を見比べてみたらやはりN踏切の跡地の至近であった。








(この物語はフィクションであり実在の地名施設とは関連がありません)



なんて話をしたくなるほど暑い。


しかたがない、夏である。

 
夏と言えばスイカに花火にカキ氷、そして怪談だ。昔は夏になると「ザ・ガードマン」でも「キーハンター」でも怪談ものをやった。普段はギャングやマフィアと戦う彼らが幽霊と体当たりで戦っていた。


そこで納涼読書として読んだのがギンティ小林著 『新耳袋 殴り込み 最恐伝説』(角川ホラー文庫・562円)。



映画ライター・ギンティ小林とその仲間たちが心霊スポットにベアナックルで殴り込みをかけ数々の怪異と体当たりで戦う(取材する) 人気シリーズ「新耳袋」の最新刊である。



今回ターゲットとなるのは大阪の最ディープスポット「新世界」の廃墟。立ち入る者も無い朽ち果てた廃ビルの梁に出来の悪い人形が吊るされていたことがすべての始まり。


目撃者の証言によると結構稚拙な作りのほぼ等身大の人形で、ボディはツナギ服に新聞紙を詰めた感じ。頭はフードをかぶってフードから髪の毛に見立てた毛糸が垂れている。手は手袋で作っていて「浦安系ネズミ」のようにパンパン に膨らんでいる。顔はフードに隠れてよく見えないか、黒いビニール袋を丸めて作った感じ。


そうしたらなんとこの人形には恐るべき重大な秘密があり、人間離れしたその形状にも身の毛もよだつような理由があったのだ。しかも不可解なことにその周りには何足もの靴が吊るされていたという。何の儀式か。そして更に調べるとの廃墟にはかつて複数の変死体が発見された履歴があった・・・。


面白そうでしょう。


もうずいぶん長くやらせてさせていただいている「書評のメルマガ」の連載「本の周りで右顧左眄」第103回目の書評本に選ばせていただいた。


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