スペシャルな日々

年末になるとテレビもスペシャルが多いね。

  昨日が水戸黄門スペシャルで、今日が「俺たちの旅スペシャル。始まってから帰宅したのだけど、ツマが見ているのを横目で見ながら夕食を摂った。僕はこのドラマは再放送でしか見ていない。それほど強い思い入れは無いが、舞台が吉祥寺なのでなんとなく気になる存在だ。

  これは10年に1回やっているスペシャルだ。今回は30年目の再会と言う設定。グズ六がすっかりおじいちゃんだな。それにしてもすごいね、30年とは。「北の国から」もそうだけど、ファミリーの物語を共有しちゃう感じなんだろうね。アニメのサザエさんドラえもんは全然年をとらないけど、生身の役者さんは年をとるから面白いんだな。

  
  僕がぜひスペシャルでやってほしいと思っているものがある。いや、思っていたと言うべきか。もう手遅れなので。

  それはトキカケ。大林宣彦監督の映画「時をかける少女」だ。あれのラストシーンで、高校時代から10年経ったシーンがあるでしょ。10年経って和子が色気の無い研究者になっていて、もはや記憶に無い深町くんと廊下ですれ違うシーン。あの部分だけリメイクして欲しいと思っていたのだ。だってあの時の和子も深町くんもやっぱり若すぎるんだもの。実年齢になったときに撮りなおして、本編と繋げて完全版として欲しいと思っていたのだ。

  しかし10年どころか20年経ってしまった。和子役の原田知世嬢も全く衰えない美貌ながらお母さん役が多くなってきた。深町君役の高柳良一氏は引退して編集者になってしまった(それもやめてしまったらしいが)。 

  でも10年が20年でもいいわけだよね。むしろ17歳の時の恋を甘酸っぱく思い出すのは27歳よりも37歳だろうし。うん我ながらいいアイディアだ。


  そういえば昨日の水戸黄門スペシャルには森繁久彌が出ていた。思いのほか元気だった。どうでしょ、「40年後の?七人の孫?」なんてのは。