鬼平犯科帳スペシャル〜山吹屋お勝

今日は急いで帰ってきた。7時からの「鬼平犯科帳スペシャル〜山吹屋お勝」を見るためだ。修羅の如く急いで帰ってきた。急いだ挙句、帰り道でマフラーを落としてきてしまった。

どうすれば首に巻いたマフラーを落として気づかずにおられるのかとお思いの向きもあろう。それほど必死で帰ってきたのだ。羽織落としならぬマフラー落としだ。お気に入りのゲス(GUESS)だったが仕方がない。

ぎりぎりで間に合った。

かっこいいなぁ、長谷川平蔵。年齢を重ねてますます重厚になった。少し顔に丸みを帯びて亡くなったおとっつぁんの白鴎(先代・松本幸四郎)にますます似てきた。

テレビに向って「播磨屋 ! ! 」と声をかけてしまうぐらいかっこいい。

今回のゲストスターは床嶋佳子丈。これもよかった。惚れあった吉田栄作との至高の愛が泣かせる。ほんと泣ける。気丈でけなげ。

テレビに向って「床嶋 ! ! 」と声をかけてしまうぐらい気丈でけなげで泣ける。

きっと一週間以内に、またこの日記で床嶋佳子丈について熱く語ることがあろうと思う。


それと忘れちゃいけない。五鉄のおときの江戸家まねき猫さん。「剣客商売」の時と同じく料理屋の小女の役なんだが、巧みに演じ分けている。「剣客商売」は山出しの匂いがするが、「鬼平」は江戸っ子の匂いがする。基本的に悲しいこの物語に潤いと丸みを与えてくれる貴重な存在だ。

きっと一週間以内に、またこの日記で江戸家まねき猫さんについて熱く語ることがあろうと思う。