人・形展

banka-an2007-10-15

今日は勤め帰りに丸の内の丸善本店へ。

4階ギャラリーで開催中の「人・形展」へ。この場合「にんぎょう」と読まずに「ひとがた」とお読みいただきたい。本店開店3周年記念イベントだそうである。

この日記でもすっかりお馴染みの(と言いつつ、初夏以来お会いしていない。お元気ですか?)人形作家・石塚公昭さんも出品されている。

他の主な出品者は、

相場るい児/青野明彦/秋山まほこ/阿部沢子/天田わこ/荒井良/&Cinnamon/井桁裕子/石橋まり子/石山ヒロ子/石山裕記/稲田敦/内田恭輔/宇野亜喜良/小沢茂/カウラ/黒川早恵美/河野滋子/近未来/坂田真一/桜文鳥/佐藤久雄/柴倉一二三/神宮字光/高橋操/竹内信善/萩原雅江/服部南/林美登利/ピエール須田/百武朋/松田珠江/メリユ/よねやまりゅう/若月まり子  ほか

「ご案内」に、

「フィギュアの造形と人形の中間を模索する作家たちが、個性豊かに創りあげた人形を展示いたします。その自由な造形やイマジネーションの面白さをぜひお楽しみください」

とあるように、昼間はマネキン会社に勤めているという正統派の西洋人形を作る坂田真一、京極夏彦の本の表紙を手がけるあやかしの人形師・荒井良から今様の“萌え”フィギュアの匠・桜文鳥、特殊メークアーチストでもあるピエール須田まで、多種多様な才能が集結している。

これだけたくさんの「妖しの人形」と対峙するのは魂を吸い取られる思いで、鑑賞するにも体力を要する。お目当ての石塚さんは江戸川乱歩三島由紀夫を出品。こちらは「妖し」に「怪し」の要素までがプラスされる。ダブルのスーツの乱歩先生の手には二挺拳銃、手にタバコを盛った三島は白のスリムスーツ。

詳細はこの画像をご参照ください。

この画像だけてはわかりにくいが、現地ではまた違った演出がなされていて、怪しく、妖しい。これは実際にご覧いただくしかない。


「人・形展」
丸の内本店4Fギャラリー(東京駅前)にて
10月19日(金)まで
9:00〜21:00(※最終日は16時閉場)
<入場無料>