明日のために その⑨ 『偽満州国論』(武田徹・中央公論新社・900円)
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ツレと長女・花子(仮名・もうすぐ高1)が一泊のアミューズメントに行ったと書いた。舞浜に「シルク・ド・ソレイユ」の「ゼッド」を見に行って、そのあと都内のホテルで一泊というプランである。
そのあとは一気に立川に戻って映画を見ると言うので、終わる時間に合わせて映画館の前で待ち合わせ。せっかくだから花見をしようと。「男チーム」からは僕と次男・三吉(仮名・もうすぐ中一)。長男・虎太郎(仮名・もうすぐ大2)は大学のサークルの花見だそうであるる
そういうわけで映画館の前で待ち合わせた。花見と言ってもブルーシートを広げて飲み食いする花見は得意でない。そぞろ歩きである。
立川の桜は国立の桜とは一味違った野趣溢れる風情で気に入っている。立川駅周辺から一気に南下。残堀川へ。ここの桜は菜の花とのコントラストが美しい。
川沿いに東上して「根川緑道」へ。小川沿いの桜の道だ。花でトンネルのようになっている。
小川では白鷺(種類はわからない)が優美な姿で小魚をついばんでいた。
境を越えて国立に入るととたんに桜並木は途絶える。そこからは甲州街道にでて「みのわ通り」に入り、シャトレーゼでアイスクリームを買って、歩き食いをしながら矢川に抜けて、バスに乗って帰ってきた。
この行程で約6.5キロ。ちょうどいい散歩道だ。
バスの車窓から見る大学通りには、泥酔して友達に両脇から抱えられながら歩く女子大学生もいれば、自転車道に集団で仁王立ちになって記念写真を撮るグループもある。まさに「お花見無法地帯」。やはり桜には人を狂わす魔力があるのか・・・。何はともあれ、とても「そぞろ歩き」ができないような感じではあった。