バスに乗って町に戻ろう


・・・・・5月4日(3日目)の旅日記<11>・・・・・・

これから、バス停付近に戻る。


一時間前、タクシーの運転手さんが蒸気機関車博物館の所在地を聞きまわってくれた場所だ。


記憶を辿って帰る。

来るときは気づかなかったけど、「鉄西森林公園」の野立て看板があった。一文字ずつ独立した看板。


こんな感じ。

見ると結構錆びてたりして年輪を感じさせる。「于洪苗圃」から「鉄西森林公園」になったのも、昨日今日では無さそうだ。


大きな通り「重工北街」沿いには、回教徒が多い土地柄だけあって立派なモスクなんかもある。


20分ほどでバス停に着いた。正午となりお腹もすいてきたが、この近辺は郊外なので食べるところなど何も無い。とりあえず、114路線のバスで町に戻ろう。


バスはすぐに来た。ほぼ満員。運良く二人とも座れた。かつてのように乗り口に人が殺到してダンゴになるようなことは無い。順番を守り、整然と乗り込む。


発車間もなく、うとうとし始める三吉。一方の僕は寝られない。

海外において、乗り物に乗るのより難しいのが、乗り物を降りることである。ぼやぼやしていると終点まで行ってしまう。窓の外の景色、バス停の表示と地図を照らし合わせながら行く。


1時間近く乗って、瀋陽駅を通り越すと、中山広場の毛沢東像が見えてきた。「太原北街」で下車。バス代は一人1元。約16円。安い!!


さあ、ようやく昼飯だ。もう一時を過ぎてお腹がすいてしまったよ、先生。

  (つ づ く)