いい若い者がなんだ!!

いやよかったねー、「剣客商売」。中村梅雀さんもよかった。梅雀さん、かわいい。

そして、「冨士楼」の女中・およね、に旧知の江戸家まねき猫さん。しばらくお会いしていないが、お元気そうだった。以前、浅草演芸ホールで大入袋をいただいた長男・虎太郎(仮名・20歳)も「おお、まねき猫さんだ!!」とおお喜びだった。


さて、話は『文学賞メッタ斬り』に戻る。


めったぎり


トヨサキ社長には一度だけお会いしたことがある。「大島一洋さんの独立を祝う会」で、御茶ノ水のビアレストラン、神田の河豚屋でご一緒した。かれこれ5年前。豪快なお姐さんだった。


そして思いだすのが大島一洋さんだ。


大島一洋さんはいわゆるカリスマ編集者の一人だ。マガジンハウスで数々の雑誌の編集に携わり、伝説の文芸雑誌「鳩よ!」のコワモテ編集長として名を轟かせた。
「人気エッセイスト」だった嵐山光三郎さんに初の小説を書かせたのも大島さんだ。

そんなわけでいわゆる「嵐山一家」の宿老で、一家の末席パシリの僕から見ると「叔父貴」にあたる存在だ。


6年前に会社で定年を迎えられ、嘱託の1年を経て5年前に完全独立、フリーのエディター、ライターとして活躍された。学生時代から専攻していた美術史に関する造詣を生かし「芸術とスキャンダルの間 戦後美術事件史」という本も出された。

芸術とスキャンダルの間


3年前からはホームグラウンドを故郷の岐阜県に移し、「晴耕雨読」ならぬ「晴耕雨筆」「晴耕雨編」の生活をしている。

今年も年賀状をいただいた。お元気そうで安心した。


とは言え、60代も後半に入られた。それは若いころのようにはいかない。やはり疲れやすいこともあり、座敷でゴロリと横になっていたら、


「いい若い者がなんだ!!」


と怒られたそうである、


96歳のおとうさんに。



そんな男二人暮しの様子を淡々と描かれたブログ「私の介護奮闘記−田舎日記−」。年賀状で教えていただいたらこれがやたら面白く(と言ってしまっていいのかわからないが)、また心にしみて夢中になって読んでしまった。

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冗舌に書き過ぎない寸止めに、プロの技が冴える。みなさまにもぜひお読みいただきたく紹介しました。



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