雪の朝。

雪の朝である。寒い朝なら吉永小百合である。


朝、起きたら坪庭が真っ白。そこそこ降ったんだなぁ。

テレビで交通情報を調べたら中央線はご無事のご様子。安心してゆっくりと出かけた。


そとは雪景色。木々の枝に積もった雪がきれい。


これは、国立駅の下りホームから大学通りを俯瞰したアングルで写真を撮ったらきれいだろうな。きっと満州かサハリンの都市のような風景が撮れるだろう。


でも朝のんびりしてしまったので時間的にはぎりぎり。そんなことしている暇は無い。でも撮りたいなぁ。


意を決して下りホームへ駆け上がる。一番のビューポイントへ直行。


あれ?


全然大したこと無いぞ。


雪が足りない。俯瞰で撮るにはあまりに雪が少ない。


この程度の雪なら仰角で撮らないと。さっき「神戸屋」の前の桜の枝に積もった雪、見上げたらきれいだったなぁ。


写真撮りに・・・、さすがにそれは無理。慌てて下りホームを駆け下り、上りホームを駆け上がり、なんとかぎりぎりで滑り込んだ。


「雪で遅れました」


と言い訳しないですんだ。




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