杖のストラップを買う

ちょっと寒さが戻ってきた。考えてみればまだ二月だもんね。「冴え返る」というやつだな、俳句で言うところの(早春の季語である)。


午後、散歩。大学通りを南下。大学通りは、景観はそこそこいいが散歩道としてはいささか退屈。でも歩道橋の上からの眺望はなかなか。下の画像の「桜満開」、「雪化粧」をご想像いただきたい。


もちろん、大学通りは桜だけではない。対に植えられた銀杏もいいし、台風で折れちゃったけど、一橋大学前の大柳も見事だった。

梅もきれい。だいたい「市の花」も桜じゃなくて梅。天神様のお膝元ですから。


みかん(?)もいいね。そこだけポッと明かりがついたよう。「橙」の字と「燈」の字が似ているのがよくわかるよ。



さて、大学通りを南下したのは、富士見台の介護用品ショップ「スリーディ」に行ったのだ。「同田貫」に代わり最近愛用のステッキ「菊一文字」のストラップを買いに行ったのだ。いえね、薄くらいところにステッキをおくと、闇に溶けて見えなくなっちゃうんだ。だから明るい色のストラップをつけたいと思っていた。


しかし、「ステッキのストラップ」といっても武士の魂である刀でいえば「下げ緒」である。それにふさわしいものにしなければ。いくら薄暗いところでも目立つからといってスワロウスキーのキティちゃんというわけには行かない。


そうしたら良いのがあった。絹の組み紐のイメージ。実際にはポリエステルだけど「下げ緒」のイメージがある。色は渋い深緑とずいぶん迷ったけど紫に決定。



最初に物置の隅から30年物の祖母の遺品「菊一文字」を発見したときは、ずいぶん華奢で頼りなげだったが、先ゴムとストラップをつけたら、つまりちゃんと「拵え」を整えたら、もとより悪い品ではないから、なかなかかっこうがつくなぁ。<こしおれ>

冴え返り 刀の下げ緒 光をり



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