JPIC読書アドバイザー養成講座スクーリング 4

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昨日に続いて今日も「JPIC読書アドバイザー養成講座」。通しで4回目のスクーリング。会場は昨日に引き続いて神楽坂の出版クラブ会館。



まずは昨日のグループディスカッションの発表から。発表者は僕。人格的に議長はできないし、身体機能的に書記はできない。そうなったら発表者しかないでしょう。


ディスカッションのテーマは、


「より多くの人が、より多くの本に接するためには、どんなことが必要か、私たちに何ができるか考えて見ましょう」


こういうテーマはどうしても、「ネットワークの構築」とか「高い意識を持つ」とか「働きかける」とか理念的なものになりがちだ。いやもちろんそれらを否定するつもりは毛頭ない。だって理念や理想がない行動が実を結ぶわけないじゃないですか。


ただ、グループは11ある。そのなかでうちは9番目。だからベーシックなことはおさえつつも、少しエッジを利かせた。曰く、


より多くの人が、より多くの本に接するためには、図書館と書店を支え育てることが必要。年々図書館の予算は減らされています。なぜか。それは「本は票にならない」と思っている政治家が多いからです。陳情で、議会傍聴で、ロビイ活動で、そして投票で、「本は票になる」ことを知らしめましょう。そして地域の書店は地域で支え地域で育てなければなりません。図書館で借りるべきは図書館で借り書店で買うべきは書店で買いましょう。そしてけっして不正コピーには与しないでください。著作者に、出版社に、書店にお金が回って、産業としての繁栄がなければ、多くの人が多くの本に出会うことはありません。


というような内容。三分という制限時間内に発表をまとめた自分をほめてやりたい。僕はアドリブは利かないが、さすがに背中に甲羅ができるほどサラリーマンをやっているので、プレゼンの場数だけは踏んでいる。



今日も豪華講師陣。


まずは印刷業界随一の論客、中西秀彦氏。やわらかな関西弁で印刷の歴史と将来の展望を語ってくださった。僕も駆け出し時代に(今は転倒後時代)に辛うじて活版印刷で仕事をしているのでより興味深かった。


専任講師の永江朗さんは「本の情報を得る」。さすが第一人者で広範なお話をいただき大変勉強になった。若干時間が押してしまい、プロジェクターのレジュメにはあった我が「本のメルマガ」「書評のメルマガ」に触れていただけなかったのだけが残念。


永江さんについては先日も詳しく書いた


トリは書評家の豊崎由美さん。すでに任意で提出済みの受講生による書評を辛口に評していただいた。課題図書は長嶋有『僕は落ち着きがない』とコーマック・マッカーシーザ・ロード』。


百余名の受講生で集まった書評が30編。その中の数編について書評の書評。すべて辛口。



終了時間も迫り僕の力作(?)は論評されないまま。箸にも棒にもかからないのかとしょんぼりしていたら、最後の最後(実際は最後から二番目)に、ばっさりと袈裟懸けに斬られた。


「なぜ、こういうこと書くかねぇ」


と、ほぼ全否定。なるほど、たしかに納得。僕の書評の弱点をスバリ指摘された。もちろんそ知らぬ顔でこれからも「書評のメルマガ」の連載は続けるけど、もしかしたら微妙に芸風が変わるかもね。


それにしてもトヨザキ社長にバッサリやられたのは感激。17年前、他の編集者と並ばされて談志師匠に「お前らはバカだ!!」と面罵されて以来の感激かも。


アントニオ猪木にビンタされて喜んでる若いサラリーマンの気持ちがちょっとわかった気がした。<今日の一句>


名刀に 斬られてうれし 今日の秋


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