「三宮麻由子絵画展 〜心を磨く〜」八戸・洗心美術館


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八戸市の洗心美術館での「三宮麻由子(さんのみやまゆこ)絵画展 〜心を磨く〜」が始まった。12月28日まで。


三宮さんのプロフィールはこちら←クリック!!。


また、作品にかける想いについては、以下の洗心美術館のパンフに寄せられたエッセイがすばらしいので一部転載させていただく。




「書道は紙の上の音楽」 三宮麻由子
 シーンレス(私の造語で全盲者の意味)が書を書くとは、どういうことだろう。書き始めるまで、その意味は良く分らなかった。書いたものを手で触って確認できない以上,あてずっぽうに書くのは空しいように思っていた
 だが彫刻家、関頑亭先生から「心で書きなさい」とのお言葉をいただき、小学校4年生の時一度だけ夏休みの自由研究で挑戦して以来、まったく持った事の無い筆を手にした
 「徒然草」ではないが、ひぐらし硯に向かひて、心に浮かぶ言葉を書こうとしてはみるものの、筆先が紙にふれたかどうかも分らない。
 触れたと思った時は大きなしみができていたり、触れる前から細心の注意を払って宙に線を引いてしまったりで前途多難どころか前途真っ暗という状態であった
 ところが、しばらく試行錯誤するうちに、なにやら一筋の光が見えてきたような気がしはじめた。左手の人指し指と中指で筆の毛の付け根と毛先の距離をおぼえ、それを頼りに薬指で紙面を探りながら書くことにより、私にも筆先が紙に触れる瞬間を確認することができはじめたのである、数を重ねると、狸の毛の筆ならかなりの確率で分る様になってきた。さらに書き続けると羊の筆でもできる様になった。そのうちに手首の返し,跳ね、太字、細字など、少しずつ筆を「使う」こつも分ってきた。
 筆に触れるたびに指先が真っ黒になるので、それを洗いながら書くために机上にフィンガーボールを置き、書きたい線のスタート点に予め文鎮を置いて書いていく。そんな工夫を重ねるうちに、書いたときの手ごたえによって、自分の書いた線を感じることができてきた。
 すると不思議な感覚に包まれた一つ一つの文字や絵が,長年勉強しているピアノの演奏と同じ様に、一種の曲となって私の心に像を結んだのだ。
 太い線はフォルテ、曲線はクレッシェンドやデクレッシェンド、スタッカートやレガートもあれば、紙からゆっくり筆を離すリタルダントもある。それぞれの曲想が心に像を結ぶと、書きたいものが自然に紙面に描かれ始めた。
 失敗とか、仕上がりのできという基準ではなく、それは頑亭先生の言われる「心の線」に順ずるものではないかと思えてきた。
 そんな深い線に出会うにはこれからどれほどの修行がいるのか分らない。
 ただ、筆先が紙に当たる感覚が分り、空間を一つの音楽世界として捕らえることが出来た時、私は私なりの「心の線」を目指す為の指針を得たような気がした。
 それは私の心に授かっている「光」を直視する作業でもあるだろう。
 視覚で見える光を失ったからこそ見えてくる筈の「心の光」を見出すことにより、私にも「心の線」が引ける日がくるかもしれない。その線に出会えたら、私の魂にも新たな光が与えられるかもしれない。
 その光の存在を信じて、これからも1本づつ静かに線を引き続けたいと思う。それは、紙面の上で音楽を「引き続ける」ことでもあろう。
 自分の心に与えられた光を見出す時、人は真の魂を見出し、他者にも光をもたらすことができるのではないだろうか。(2010年5月)


 ご当地八戸は「洋酒喫茶・プリンス」のHNハチさんご夫妻が早速行かれたというので、特別にお願いしてリポートをいたただいた。
 

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三宮麻由子(さんのみやまゆこ)さんの絵画展に洗心美術館に行って来ました。



偶然にもご本人の三宮麻由子さんに逢う事ができ写真にも一緒におさまる事が出来ました。



 洗心美術館には数回、行っていますがカタツムリの絵に「ハバタイテミル」と書かれた作品がありずっと気になっていました
それが彼女の作品でした
今回初めてそれが分りました、


写真は「ハバタイテミル」の作品を今回の展覧会のポスターにしたものです。



展示してある作品は35点ありました。


1 夢があるから(墨書)
2 楽心(墨書)
3 飛(墨書)
4 ヨシキリ(水彩)
5 一ツデ良イ(墨書)
6 コノミチヲユク(墨書)
7 空(墨書)
8 ハバタイテミル(墨書)
9 風(墨書)
10 草ノ芽ガ、、(水彩)
11 今ヲステキニ(墨書)
12 心ヲ開ク(墨書)
13 光ハ心ノ中ニ(墨書)
14 一歩イッポ(墨書)
15 急ガズ進ム(墨書)
16 クマ笹ニ、、(墨書)
17 イナズマヤ、、(水彩)
18 白沙青松(墨書)
19 心を磨く(墨書)
20 一語の宝(墨書)
21 千紫万紅(墨書)
22 アナタノ中ニ、、(墨書)
23 空(墨書)
24 紅い山(墨書)
25 ハバタイテミル(墨書)
26 ハバタイテミル(墨書)
27 光ハ心ノ中ニ(墨書)
28 吹カレツツ(墨書)
29 光ハ心ノ中ニ(水彩)
30 ハバタイテミル(水彩)
31 ハバタイテミル(水彩)
32 今ヲ旬ニ生キル(水彩)
33 イツモ、、、(水彩)
34 笑エバ(水彩)
35 君ハ(水彩)  
 



 洗心美術館内では撮影禁止なので作品の写真アップは出来ませんが、今でもポスターの「ハバタイテミル」の作品のカタツムリが飛んでいるようで感動しています。

 
もう一つは「一ツデ良イ」という作品。あれもこれも要らない大事な物が一つあれば幸せに生きていける、などと勝手に解釈して帰ってきました。

 
ご著書にサインをいただいてきました。


空が香る

 ↑↑(クリックすると本の詳細)↑↑
今度もう一度、ゆっくりと作品を見に行こうと思っています。

    

洗心美術館は八戸駅の近くです(青森県八戸市長苗代。電話0178-27-6570)
    

 
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以上、HNハチさんのリポートでした。ありがとうございます(なおすべての文責は蕃茄山人にあります)。



「三宮麻由子絵画展 〜心を磨く〜」
八戸・洗心美術館にて12月28日まで

時  間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)

休館日:毎週月曜日(祝日開館、翌日振替)


 洗心美術館は昨年の5月にオープンした。その際は国立から30数名の旅団が組まれた。もちろんまだ元気だった僕も参加した。まさか3ヶ月後に死にかける大病をするなんて思いもよらずに(そして大酒を飲んでガハハと笑っていた一行の中のSさんが一年後に市長になるなんてことも予想だにしなかった)。


このツアーには三宮さんも参加されていた。そしてその夜の祝宴後は、三宮さんはいなかったが数人で、夜の八戸のダウンタウンに繰り出した。そこで一行が漂着したのが今回のリポーター「HNハチ」さんご夫妻が経営する「洋酒喫茶・プリンス」。いやはや人の世のご縁というのは面白いものである。



そのツアーのレポート,「国立訪八団、北へ」はこちらをクリック。長いぞ。<今日の1句>


夢信じ 羽ばたいてみる 秋空に



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