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夕刻、急ぎ足で神田神保町へ。目指すはランドマーク「東京堂書店」。
あ、しまった、忘れてた。昨日の続きね。
内藤陽介著『年賀状の戦後史』（角川ｏｎｅテーマ２１新書）の話ね。
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そういうわけで東京堂書店に行ったのである。目的はトークショー。
曰く、
〈とにかく、歯ごたえのない本、デタラメな本がベストセラーになりすぎる。私たちのこの本は、そんな本をベストセラーにするこの国の人への怒りの弾劾書でもある〉
ベストセラーを俎上に載せ、歯に衣着せぬ異色の書評番組として知られる朝日ニュースター「学問のすゝめII」から厳選の対談を収録した本の著者二人による刊行記念対談。
俎上にあげられるのは、勝間和代『断る力』、村上春樹『１Ｑ８４』、内田樹『街場のメディア論』、竹中平蔵『「改革」はどこへ行った？』、塩野七生『日本人へ』、稲盛和夫『生き方』など。
佐高信さんの本は今まで数冊読んでいるし、時々落語会でお見かけするのので勝手に親近感を持っていたのだけど、西部邁ははじめて。いやはやチャーミングな人だなあ。人気の理由がわかる。
録画および録音のないトークの内容は本以上にエッジが効いてて刺激的だった。差しさわりがあるといけないので詳しくは書かない。その場にいた聞き得ってことで。
質問コーナー終わったところで西部さん、客席に向かって、
「このあと飲みにいける人、手を挙げて」
７、８本ほどの手が挙がった。１年半前の僕だったら間違いなく挙手していたんだけど、今は、お酒、紫煙、夜更かし、の三つが鬼門なので、早足で泣く泣く帰った。西城秀樹氏の脳梗塞再発のニュースにショックを受けたばかりだしね。<今日の１句>
早足で 行くや師走の 書店街
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