じいさんになりたい。

ご来店のお客様、それも遠方からのお客様に、ランチに、ディナーにお勧めのお店を聞かれることがある。


やっぱり「非・チェーン」ということでロージナ、イタリア小僧あたりをお勧めすることが多い。ともに国立らしいので推薦。


あと奥さんにお土産を買っていくのか国立らしいものを、との相談もある。アリバイ工作かな。そんなときは白十字の「さくらサブレ」を推薦。僕自身、手土産はほぼこれ一本。浅草方面の差し入れにも愛用。


昨日は若い女性のお客様に「おすすめのお蕎麦屋さん」を聞かれたので、山口瞳先生ご愛用の「そば芳」と嵐山光三郎先生ご愛用の「かな井」を紹介。


もし若い男性だったらガッツリ系の「志田」を推薦するところ(僕と虎太郎ならたいていここ)。


さらにワイルド系だったらタクシードライバーの聖地「さか本」を推薦しよう。



ところで、「敬老の日」がらみで言うわけじゃないが、今日僕は、


「じいさんにななりたい」


と思った。


昨日、僕の留守中に林画伯夫人がご来店になりいろいろいただいたのだが、小梅とともに「小彩」ちゃんをいただいた。パッケージがあまりに可愛いから思わず額装したよ、俺は。



ちょっとハイカラさんで、レモンティー味。


ちなみに小彩ちゃんは小梅ちゃんのいとこと言う設定だそうである。いとこと言うことはつまり、共通のおじいさんとおばあさんを持つという事である。


小梅ちゃんと小彩ちゃん、こんな可愛い子達が孫だというのだったら、


僕はじいさんになりたい、


と本気で思うのである。