午後、チャイムが鳴るので玄関に出たら郵便局の人。海外からのお荷物。っていえばこの人しかいない。
国立出身でスロバキア在住の絵本作家、降矢奈々さんの うちわ作品だった。今年度の第一号。
早いっ!! 17日に「発送しました」とメールをいただいたが、「中2日」で着いた。東京とスロバキアの首都・ブラチスラヴァ間の距離は8,936km。
丁寧に梱包されていたものをこちらも丁寧に開梱。
まずは一作品め。
文字通り焼鳥や秋刀魚を七輪で美味しく焼くためのうちわである。
左から「藁の家」用、「木の家」用、「煉瓦の家用」。
ここまではいずれも本来の目的である、夏に涼を取るためのものではない。
さらに言うならどちらも設定が珍しい。今どき七輪で焼鳥や秋刀魚を焼くなんてお宅は珍しいだろうし、今どき子豚の家を飛ばそうなんて勢いのある狼なんていないだろう。
最後の作品も本来の目的である、夏に涼を取るためのものではない。でもその用途は極めて実用的で現実的である。
[作品名 国会前抗議行動用うちわ]
柄に鼻もついている。併せて、骨の、「窓」で露出している部分を「鼻づら」に見立てると、立体的に狼に見えてくるでしょう?
もちろん、うちは「新宿〇ミネ」じゃないので安心して見に来てください。
それぞれ裏面もシンプルながらカッコイイ。それは会場にてお確かめください。
以上、解説は作品に添えられたメッセージカードに準じてお伝えした。
何気なく裏返してびっくり。畏友・さとうあきらさん(動物写真家・JPIC同期生)の作品だった。
最近、イケメンゴリラを密着撮影して大当たりの「時の人」である。
- 作者: イケゴリ愛好会編,さとうあきら
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