リスボン特急は海と森を目指す

経営コンサルタントの朝倉潤さんと、友人でNY通のミーファ嬢(仮名・?歳)と3人で荻窪駅前のポルトガル料理店「海と森」へ。名目は僕と朝倉さんで1年間取り組んできた仕事が一応終ったその打ち上げだ。ではなぜミーファ嬢がいるのか?

 実は今日の宴には伏線がある。日記にも書いたが10月29日、同じメンバーで吉祥寺の「赤いカラス」にサックスの中村誠一さんのライブを聞きに行った。そのときミーファ嬢はポルトガル旅行から帰ったばかり、来年行こうと思っている朝倉さんとポルトガルの話で盛り上がった。

  朝倉さんが「私、おいしいポルトガル料理店知ってるの。ミーファちゃん行かない?」

「うん、行く行く」とミーファ嬢。

  そこに「おいしい」と聞いちゃ素通りできない僕が加わったわけだ。

  確かに美味しかった、オーダーは通のお二人にお任せしたが、タラのコロッケ「バカリャゥ」、アサリと豚肉のトマトソース煮込みが特に美味しい。特に鱈などはこんな料理法があるのかと驚かされた。ワインもポルトガルのワインがたくさん揃っている。オーナーシェフは元・ポルトガル大使館料理長だとか。これは「本格的」どころじゃない「本格」だ。

 「海と森」って言う店名もかわっているよね、まるで一昔前の純文学みたいにまっすぐだ。

  あっ忘れてた、豚の油を使ったプリン!! これがねっとりとしてバカうま。
  
  いい店を教えてもらった。これはかなりお勧め。価格もリーズナブル。もう食べられないってくらい食べて、ワイン2本、ビール2本空けて、ひとり5000円もしないくらい。