成人式

今日は天神様で「どんと焼き」。塞の神送りだ。正月のお飾り等を燃やしてその煙を浴びるとその年は風邪をひかないという。
  
  天神様の梅林にはちらりほらりと晴れ着の女性。そうか、今日は成人の日でもあるんだな。


  今年も各地の成人式が荒れたそうである。完全に季節の風物詩になってしまった感がある。朝刊のテレビ欄のあるニュース・ショーのところには、「今年も各地で荒れる成人式」という活字が躍っていた。ヲイヲイ今日が当日ですぜ・・・・・(もちろん昨日やったところもあったんだろうけど)。
  テレビ的にはすっかりスケジュールに入っているんだな。荒れることを期待しているのがミエミエでちょっとやな感じだ。
   期待されると期待以上のことをしようとするのが芸人のサガだからなぁ(芸人じゃないか)。いつもより余計に回しちゃうよなぁ。

   もっとも成人式だからこんなものですんでるんじゃないかな。「中年式」だったらもっともっと荒れるぞぉ。暴れそうな人を何人も知っている、僕は。


  ところで、僕のときの成人式はどうだったかなあ。
  たしか小学校の体育館に集まって偉い人の講演会、続いて懇親会だったように思う。僕は懇親会から出た。

  終って外に出たら車の列。自慢の愛車を皆に見せびらかすためわざわざ車で来てるやつがたくさんいたわけだ。狭い町である。歩きや自転車の方が便利だ。車の方が明らかに面倒くさいのにご苦労のことだが、ぴかぴかの新車に真新しいスーツの若い衆がズラっと並んだ図は壮観ではあった。

  そのあとは駅前のカフェバーで閉店まで騒いで、どこかから拾って来たサッカーボールをみんなでドリブルしながら、当時甲州街道の日野橋のたもとにあった24時間営業のデニーズに行ったのだった。

  中学を卒業して5年ぶりにの同級生たちとの再会だったからはしゃいでいた。10代の頃の5年というととてつもなく長い時間だもんね。

  多分楽しかったんだろうだけれど、他にも楽しいことはいろいろあったので、ことさら得がたい思い出ってわけでもないかな。