志らくのピン・シネマ落語『地獄の黙示録』

いきなりな話であるが、僕はカツカレーが好きである。マイ・ラスト・ディナーはカツカレーと決めていることは前にも書いた。その理由はカツが好きでカレーも好きだからである。

なぜそんな話をするかというと今日の「志らくのピン パート2」が「古典落語とジャズのコラボレーション」という企画だからだ。僕は落語が好きだ。そして同じくらいジャズが好きだ。じゃそれを混ぜたらどうなるか? それを今日、確かめに行ったのだ。

 このシリーズは、講談社元木昌彦編集長の監修のもと、各界の著名人がプロデュースし、志らく師匠が語りおろしの「シネマ落語」を披露するというもの。シネマ落語といっても映画の筋を話すというのではない。その映画の世界観やシノプシス古典落語の世界に移植して、新作落語をつくるというものだ。

  今までも何回か行っていて、この日記でもご紹介している。

  本日の同行は、人形師で写真家の石塚公昭さん。翻訳家の金原瑞人さん。義太夫三味線の鶴澤寛也師匠。なんとも濃いメンバーとなった。

  今回のプロデューサーはテレコムスタッフ社長の岡部憲治さん。日本を代表する映像プロデューサーだ。「世界遺産」や「世界の車窓から」等を手がけている。毎年年末には競輪グランプリに行く仲だ。

  ジャズはサックスの中村誠一さん。先日6月5日の日記で、「今月、もうひとつ誠一さんのライブに行く予定がある」と言ったのはこれのことだ。

  今回の映画は『地獄の黙示録』。そう、一昨日、僕が必死になってビデオを見ていたのはこのためだ。それにしてもこのご時世での『地獄の黙示録』はきつかったなぁ。中村さんも先日の赤いからすの幕間で、同様のことを言っていた。

地獄の黙示録』はフランシス・コッポラの代表作(1979)。
あらすじは・・・・・・・ 舞台は1960年代末のヴェトナム。ウィラード大尉(マーティン・シーン)は、ジョングルの奥地で王国を築いたとされるカーツ大佐(マーロン・ブランド)を暗殺する命令を受け、部下4人を引き連れてナング河を溯っていく。その過程でウィラードが遭遇するさまざまな戦争、そして人生の狂気。やがて彼はカーツと対峙し…。

  あいかわらず、僕の話は冗長でいけない。状況説明だけでこんなに紙数を費やしてしまった。続きは明日と言うことで、失礼!!