知久先生と「コート・ギャラリー 新春企画展」

昨日も寝たのは深夜2時ごろ。
深夜のテレビを見てしまったのだ。

NHKBS2の「名作平積プロジェクト」だ。

スタジオには「世界の中心で、愛をさけぶ」に感動した人50人が集まっている。その人たちに2作の「古典的名作」をプレゼンテーションし、その聴衆の反応如何で、やはりスタジオにいる現役の書店人3人が自店への平積みの是非を決めるという企画。

プレゼンテーションをするのは高橋源一郎松尾貴史。この2人のトークが面白く、推薦本の「野菊の墓」と「武器よさらば」を再読したくなってしまった。

それに加えて3人の書店人のうち2人が知っている人だったので、ついつい最後まで見てしまった。


起きたのは8時半。NHKの地上波で「ようこそ先輩」。絵本作家の田島征三が自由奔放に子供たちに絵を描かせ可能性を引き出しているのが感動的だった。


昼前に、ウチから最も近い画廊、駅至近の「コート・ギャラリー」へ。国立で最も大きなギャラリーだ。「新春企画展」に敬愛する知久正義画伯が出品されている。
知久先生は元・小学校の美術教師。長男・虎太郎(仮名・中2)と長女・花子(仮名・小5)がお世話になった。

それはもう素晴らしい先生だった。虎太郎は不器用で図工の作品ももの凄く破天荒なもので普通の評価なら「もうすこし」で当たり前だったのだが、知久先生はその破天荒さを面白がってくれて、虎太郎も萎縮することなく卒業まで図工を楽しんでいた。

定年退職されたあとはカルチャースクールで美術を教えつつ、画業に専念されている。

知久先生の専門は油の風景画で、100号、150号の大作中心。特に近年は多摩川の風景、特に晩秋から初冬の日野〜立川〜国立の枯野を静謐かつ温かなタッチで描かれている。

今回も日野橋近辺の多摩川北岸を南岸から見た100号の風景を出品されていた。ぜひ多摩川研究のエキスパート・三田鶴吉さんに見せたいなと思った。


午後はまたキャットフィッシュで「プロジェクトS」の打ち合わせ。
プロジェクトSまであと76日!!  である。