・・・・5月2日の日記<6>・・・・・・・
そういうわけでホテルにとりあえず荷物を下ろした。もう夕方だ。
インターコンチネンタル瀋陽の702号室。中国表記だと「瀋陽洲際酒店」。もちろんこれを簡体字にしたものだけど。
さすが五つ星で綺麗なホテルだ。客室も十分に広い。
まずは買出しだ。水道の水は飲めないので水を買わなくっちゃ。500ミリのペットボトル2本はサービスだけど全然足りない。
目の覚めるようなロシア美女(多分)のいるフロントでとりあえず2万円だけ両替。1,350人民元を財布に入れて町へ繰り出した。
残念なのはここがどこだかわからないこと。なにしろ瀋陽は情報が少ない。地図は「地球の歩き方」の5万分の1の地図だけである。町歩きにはちょっと大雑把に過ぎる。
さっき張さんが「こっちに行けば繁華街の“太原街”に出ます」と指差した方向に向かって歩く。
ホテルはゴージャスだけど、周辺はローカルな商店街。1間半間口のコンビニ(よろずや)やら大衆食堂やらが並ぶ。「24小時」と書かれた店もある。ほほう、24時間営業とは便利。人通りはそれほど多くない。
この先に“太原街”がある。瀋陽第2の繁華街らしい。伊勢丹もあるはず。中国のデパートは必ず地下がスーパーマーケットだから、そこでミネラルウォーターを買おう。
暫く行くと入口に大理石の向かい獅子を置いたデパートがあった。おお、これが伊勢丹・・・ではなかった。もっとローカルなデパートだ。
入ると店内は結構込んでいる。一通り歩くが買いたいものはない。というか僕は非常に消費意欲が低い。買い物をしない。申し訳ない。その分、人の2倍食べますから勘弁。とても大きなデパートでちょっと迷ってしまって、入ったところとは違うゲートから外に出た。ら、そこが「太原街」だった。
歩行者天国でお祭りのような人出。若いカップルや家族連れが多い。雰囲気としては「新宿」かなぁ。出店も出ていて楽しそう。おおっトルコアイスの小屋もある。うまそー。結婚相談所の出店もある。ここでも「婚活」ブームか。マクドナルドもケンタッキーも吉野家もある。伊勢丹の前のステージではバンド演奏。賑やかだなあ。
あ、そうだ、水を買わなくっちゃ。さっきのデパート「北京華連商廈」に戻った。瀋陽まで来て伊勢丹に行ってもしょうがない。
やはり地下は超級市場(スーパーマーケット)になっていた。まずは水。ちょっと多めに4リットルのペットボトルを買った。これなら帰るまで持つだろう。8元、約130円。安い!! しかもジャグ(酒壺)のような形がお洒落。把手なんぞついている。
さらにスプライトやコーラ、煎餅、、チョコパイ、青島ビール、ハルビンビール、雪花ビールなどを買い込んだ。このまま夕食に行こうと思ったんだけど、あまりに重いので、一度ホテルに戻ることにした。
この水が重いんだな。4リットルだものなぁ。
そして、この4リットルが僕を激しく打ちのめすことになるのだけど、以下次号、か次々号!!
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下の画像は「瀋陽洲際酒店」702号室からの絶景。